関西サイクリングマップ

 本日の1冊

今回取り上げるのは、1996年に発行された「関西サイクリングマップ」です。掲載地域は、京阪神タウン、北摂・丹波、兵庫・播磨灘、京都・琵琶湖、奈良・大和路、和歌山・紀伊半島、コース数は50におよんでいます。

書名にマップと謳うだけあって、地図は手書きの簡素なものではなく、ロードマップのような地図がカラーで掲載されています。また、各コースの高低差と距離を表したグラフも載っており、サイクリストにはうれしい情報が盛り込まれています。

同書は書名がマップとなっていますが、単なる地図本ではなく、コース案内もあるいわゆるガイドブック的体裁となっています。コースガイドは、立ち寄りポイントやワンポイントアドバイスを載せつつ見開き2ページでまとめられており、情報全体が見やすいように工夫されています。

同書の一番の特徴といえるのは、「目的別早見チャート」です。各コースが難易度(初・中・上級)の他、オンロード向き、オフロード向き、レンタサイクル有りの別やサイクリングの目的(カーサイクリングか輪行か、パスハンかポタリングか等)が一覧表で巻頭に掲載されています。

以前から計画していたサイクリングは別として、次の休みにちょっとサイクリングにでもと思い立った時は、計画立案に同書のチャートは役に立つと思います。また、同書は25年程前に出されたものですから、当時のルートが今はどうなっているのかといった楽しみもあるかもしれません。

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