レーシングテクニック
本日の1冊
今回ご紹介するのは、1971年に発行された、日産レーシング・スクールの校長を務めた辻本征一郎氏による著書「レーシングテクニック」です。こちらは副題に「連続写真にみるドライビング・ミスの実態」とあります。
撮影の舞台は富士スピードウェイ。第1章では、過去のレース中に実際に起こったアクシデント39種類を撮影したものです。
連続写真を基にドライビングミス等の原因を著者が解説していく内容になっております。それぞれのパターンについて、表題的に注意すべきポイントが書かれております。
第2章では、モデル・ドライビングとして「安全に速く」走ることを探求しています。こちらの章も連続写真を使用した解説となっています。
第3章は、安全対策についてマン・マシンの装備面、そしてドライバーの精神面から触れられています。
同書が発行された1970年代と比べるとクルマの安全性能は飛躍的に向上していると思います。しかし、基本的なクルマの走らせ方や安全な走行の為の特に精神面での考え方は現在にも通じるものがあると思います。
題名はレーシングテクニックと謳っておりますが、サーキットでのスポーツ走行を楽しまれている方でも参考になる書ではないかと思います。
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