走ル
本日の1冊
今回取り上げるのは自転車関連ですが、今までご紹介してきたほんとは違い、こちらは小説家羽田圭介氏の著書です。羽田氏は、2015年に芥川賞を受賞した作家で、「走ル」も2008年のの芥川賞候補に挙がっていたそうです。
物語は、主人公がふとしたきっかけで、ほったらかしにしていたロードレーサー、黒革のサドルが付いたビアンキを再生。そのビアンキで学校へ行こうとした主人公は、そのまま授業をさぼってひたすら北へ走り続け、青森まで5日間約1000キロを走破する。
自転車に関する書籍でガイドや旅行記は多くありますが、文学作品はまれだと思います。芥川賞候補に挙がった同書は、自転車愛好家としては読んでおきたい1冊ではないでしょうか。
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