ファミリーカーII総合百科
本日の1冊
今回は前回の「ファミリーカーI総合百科」と同時に発行された「1970年版ファミリーカーII総合百科」です。「I」が800CCから1200CCまでを取り上げているのに対し、「II」では1300CCから1900CCまでが取り上げられています。
同書で取り上げられている車種は、トヨペット・コロナマークII1600、ダットサン・ブルーバード1600、ニッサン・スカイライン1500/1800、ニッサン・ローレル、三菱コルト1500、マツダ・ルーチェ1500/1800、マツダ・ファミリアロータリークーペ、いすゞ・ベレット1600、いすゞ・フローリアン1600、HONDA1300となっております。
各車種ともに、冒頭数ページにカラー写真、次に主要諸元等が図版入りで紹介されております。最後は試乗記があります。雑誌では、代表的なグレード特にトップグレードやスポーティグレードのみが紹介されている場合が多いのですが、同書ではバリエーション展開されている車種は複数のグレードの記事が載っております。
カンガルーブックスの「総合百科」は各車種とも数10ページにわたって一つの車種を取り上げています。現代であれば、ムック本でひとつの車種を取り上げる程度の分量をいくつもまとめて1冊の本としてまとめている感じかと思います。
同じ時代に販売されていた各メーカーのライバル車が1冊で比較できる同書は、旧車ファンにとっては読みごたえのある1冊だと思います。
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