実践自転車旅行

 本日の1冊

今回取り上げるのは、1978年に発行された「実践自転車旅行」です。


著者は、植原郭さん。植原さんは、サイクルショップ「シクロサロン」オーナーであり、港サイクリングクラブの会長も務めるサイクリストでもあります。
構成は、第1章「自転車の魅力」第2章「自転車のメカニズム」第3章「自転車のテクニック」第4章「実践自転車旅行」となっています。
第1章では自転車の魅力やサイクリングの定義や分類、その歴史等が述べられています。第2章では、フレームの設計や部品構成、メンテナンス等に関することが書かれています。第3章のテクニックは、自転車の乗車姿勢と乗車技術、加えて交通法規についてとなっています。最後の第4章は、サイクリングの実践という事で、著者他によるサイクリング紀行文が12本掲載されています。
現在でもサイクリングに関するノウハウ本は出ていますが、1970年代当時のノウハウは現在と違った面もあると思います。例えば、同書では応急修理技術としてチューブラータイヤのパンク修理についての記述があります。
クロモリフレームにダブルレバーでの変速、といったようなクラシックスタイルの自転車でサイクリングをしたいと思っているサイクリストには、同書のような本で知識を身に着けていただきたいと思います。

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