カタログで見る日本車なつかし物語。

 本日の1冊

今回はクルマ関連の書籍「カタログで見る日本車なつかし物語。」を取り上げます。

題名からすると、同書はカタログを中心にクルマの歴史を追っていくような内容を想像しますが、カタログ自体はあまり登場しません。全編で50台のクルマが登場しますが、その1台1台についてご隠居と若者が掛け合いをしていく、落語風の文体でまとめられています。その中で、それぞれのクルマやそのクルマが作られていた時代背景を二人がやり取りしながら歴史にも触れていくといった内容になっています。

登場するクルマも乗用車や軽自動車だけではなく、軽三輪、オート三輪、バス、トラック、そして電気自動車まで登場してきます。車種は、よく知られている車種もありますが、著者によるとマイナーな車種を中心にしているとのことです。

「カタログで見る日本車なつかし物語。」は、日本車の歴史書であり資料集であると謳っています。愛好家にとってはマイナーなクルマに関する貴重な資料として書棚に並べておきたい1冊といえるのではないでしょうか。

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