やった。
本日の1冊
今回は、世界1周自転車旅の記録を綴った「やった。」を取り上げます。
著者はサラリーマンでありながら、4年3か月もの有給休暇を取得して世界1周55,000kmを走破してきました。
1995年9月にイギリスから始まった旅は、ヨーロッパ、アフリカ、中近東、東南アジア、北アメリカ、南アメリカの43か国を巡っています。
自転車による世界1周というと貧乏旅行というイメージがありますが、著者は旅行中の給料を保証され、かつスポンサーを得ての実行でした。スポンサーシップの関係か、道中では写真が多く撮られていたようです。その為、同書には各国で撮影した写真がカラーで多く掲載されています。内容自体も走行中の出来事よりも各国毎の出会った人々や出来事、そしてサイクリストのことが中心となっています。
「やった。」は自転車で走った経験談というよりは、世界を旅して出会った人や事を知ることができる、その旅の主な移動手段が自転車であったと捉えることができると思います。
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