十代の夢
本日の1冊
今回はアメリカ大陸を自転車で旅した「十代の夢」を取り上げます。
「十代の夢」は、当時大学生であった著者が、夏休みを利用してアメリカ大陸をニューヨークからロサンゼルスまでの自転車旅を綴った1冊です。
高校生の夏休み、著者は名古屋から東京までの自転車旅行を経験します。その経験から大学生になったらアメリカを走るという夢を抱くようになったそうです。そして、その夢を実現させます。
同書では旅の道中が描かれているわけですが、自転車で走れる道が幹線道路の途中で無くなってしまう、町と町の間がとても離れているが故の飲食確保の大変さなど、クルマ社会のアメリカならではの苦労話がたびたび登場してきます。宿泊はほとんどがモーテルのようですが、泊る町はニューヨークやロサンゼルスは別にして、日本にいてはほとんど情報が無いような街です。普段日本にいては想像できないようなアメリカの田舎の実態も伝わってきます。
「十代の夢」は、若くなければできないようなある意味での冒険旅行といえる自転車ツーリングを知ることができる1冊だといえると思います。
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