新型カリーナのすべて
本日の1冊
今回はモーターファン別冊「新型カリーナのすべて」を取り上げます。
1981年10月発行の同書は3代目となるトヨタ・カリーナを紹介した1冊。カリーナは、クラス的にはカローラよりも上でコロナよりも下、その隙間を埋める位置付け。セリカと共通のプラットフォームなので、車格的にはセリカと同じとなりますが、セリカはスポーツやスペシャリティカー的位置付けとなっています。それに対してカリーナは、セダンとクーペというカローラ、コロナにより近い位置付けの為、当時はより隙間商品的なイメージを受けたのかもしれません。今になってみれば、スポーツモデルが欲しいけれども家族がいるから2ドア系は買えないといったニューファミリー層にうってつけの位置付けだったといえます。
セリカと共通のプラットフォームですから、その走りのスポーティさは想像に難くありません。加えてセダンの乗車人数とその使い勝手の良さ。当時のCMで流れた「やったね千葉ちゃん」のフレーズも印象的で、渋い選択のクルマとして人気があったように思います。
旧車として取り上げられることは少ないと思いますが、18R-GEUや2T-GEUを搭載したホットモデルもあり、いまさら乗るのも面白いかもと思わせてくれるクルマです。もし、このクルマに興味が湧いたら、「新型カリーナのすべて」の入手をおすすめします。
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