新型コロナのすべて

 本日の1冊

今回はモーターファン臨時増刊「新型コロナのすべて」を取り上げます。

この「新型コロナのすべて」は、7代目となるトヨタ・コロナを取り上げた、ニューモデル速報の第11弾となるモーターファンの1982年3月臨時増刊号になります。

今ではその名を聞かなくなってしまいましたが、かつてはニッサン・ブルーバード、トヨタ・コロナの間で「BC戦争」といわれた販売合戦が繰り広げられ、コロナはトヨタの主力車種のひとつでした。

7代目コロナは、ファミリーカー的な先代までの曲線的なデザインから直線的でスポーティさを前面に押し出したデザインに大変革したモデルです。以前取り上げたセリカ、カリーナとともにトヨタのボディデザインが大きく変化していった時代の1台であり、このクラスがFF化していく前の最後のFR車という意味でも変化の流れの中にあったクルマといえるでしょう。

愛好家の中には、「クルマはやはりFRがいい」とお考えの方も多いかと思います。「新型コロナのすべて」を読めば、ファミリーカー的なクルマもFRであった時代のクルマ作り、そしてその走りはどうであったのかということを知るには良い1冊になるのではないでしょうか。

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