自転車パスハンティング

 本日の1冊

今回は「自転車パスハンティング」を取り上げます。


同署は1989年に発行された自転車によるパスハンティングに焦点を当てて書かれた書籍です。
パスハンティングも坂を上るのだから、現在ロードバイクで人気のあるヒルクライムと同じではないの、と思うかもしれません。確かに、ヒルクライムもパスハンティングも峠の頂上を目指して坂を上っていくことに変わりありません。しかし、ヒルクライムが峠の頂上を目指しているのに対し、パスハンティングは表紙のタイトルに小さく書かれているように、「峠越え」が目標になっています。越えるということは、麓から上って峠に着いたら戻ってくるのではなく、峠を越えて先へ進むということです。

そのため、自転車も装備もライディングテクニックもヒルクライムとは違ったものが要求されます。さらにパスハンティングでは峠、つまり山の高い所を目指し、時には自転車を押してやぶ漕ぎをしたり、時には自転車を担いで登っていくこともあります。したがって、自転車に関する知識だけではなく、登山に関する知識等も求められたりします。

「自転車パスハンティング」は、サイクリングの中でも特殊な一面を持っている、パスハンティングの様々なバリエーションやそれぞれに対する準備や装備に関する知識が詰まっています。

ロードバイクによるヒルクライムや、MTBでのシングルトラックランとは違った、パスハンターによるパスハンティングに興味のある方には是非読んでいただきたい一冊です。

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