カーグラフィック400号
本日の1冊
今回は「カーグラフィック400号」を取り上げます。
「カーグラフィック400号」は、1994年7月号として発行されました。この年の5月は、F1サンマリノGPで予選中にローランド・ラッツェンバーガー選手が。翌日の決勝では、アイルトン・セナ選手が死亡するという事故が起こっていました。CG誌400号記念号では、特集として二人の追悼特別企画の記事を掲載しています。
400号は記念増大号として、8枚の「特製綴じ込みポスター」。メーターを模した丸と、国籍マークを模した楕円の2種類の「記念ステッカー」。切り取って纏めるとポケット手帳サイズになる、24ページの「自動車便利帳」が付属しています。
その他にも400号にちなんだ記事が掲載されていますが、興味深いのはCG誌で過去に測定した1,446台の0-400mのタイムがランキング形式で掲載されているテストデータ一覧です。レーシングカーは除いた市販車のタイムがこれだけそろっているのは、資料としても貴重なものではないでしょうか。
「カーグラフィック400号」は、カーグラ・ファンとしては特別付録が付いた要保存号として、F1ファンには「最も悲しい日」とも形容されたイモラでの出来事の記録として残しておきたい1冊だと思います。
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