チューン・ナップ・ガイド
本日の1冊
今回は「月刊自家用車デラックスNo20」を取り上げます。
「月刊自家用車デラックスNo20」は「月刊自家用車デラックス」の1981年11月号として発行されました。同号の企画は「チューン・ナップ・ガイド」です。
チューンナップはエンジンや足回りを中心に取り上げられています。現在ではエンジンのチューニングというと、定番としてはROMチューンといったコンピューターチューニングが多いと思います。80年代のエンジンチューンは、「ソレ・タコ・デュアル」といわれたキャブレターや排気系が定番チューンとしてありました。足回りは、電子制御の有無はあるものの、サスペンション強化といった基本的な点は時代が変わってもエンジン程の変化はないでしょう。
同書ではチューニング手法の他に、当時の各メーカーのモータースポーツコーナーやチューニングショップが紹介されています。この中には当時から、また名前は変わっているものの現在まで活動を続けているショップなどもあるようです。さらに、チューニングの行きつく先の一つとしてのレーシングカーを色々と取り上げられています。当時のF1からラリーまで、様々なレーシングカーが紹介されていますので、モータースポーツファンにも興味深い記事が多いと思います。
昔から活動を続けているショップなどは、チューニングのことはもちろんですが、古いクルマのノウハウももっているという点では、旧車のレストアショップとしても頼りになる存在かもしれません。旧車のオーナーさんや、ヒストリックカーレースに参加したいと考えておられる方にはショップ選びの参考になるかもしれません。
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