gift with BIKE

 本日の1冊

今回は「gift with BIKE 自転車が私にくれた贈り物」を取り上げます。

「gift with BIKE 自転車が私にくれた贈り物」は、著者である土屋朋子さんと自転車の関りについて綴ったもので、2012年に発行されました。

土屋朋子さんは、現在のようにツール・ド・フランスが日本で広く一般に知られる以前から追い続け、後には国内レースの立ち上げや田沢湖周辺でのサイクリングイベントの実施等、自転車に関する様々なイベントに携わってこられた方です。

その著者が東日本大震災をきっかけに、自身の自転車とのかかわりを振り返ってみた1冊といってよいでしょう。主催するサイクリングイベントは、スポーツサイクルを持たない超が付くほどの初心者でも参加できる女性向けイベントが特徴といえます。これを読めば、スポーツサイクルでのサイクリングをすることに躊躇している方も一歩踏み出せるようになるのではないかと思います。

レース関係では、著者がかかわったツール・ド・フランスや他の国際レースでの経験も綴られています。レース好きには、楽屋裏の話として楽しめるのではないでしょうか。

「gift with BIKE 自転車が私にくれた贈り物」は、自転車レースやツーリングの体験記とは一線を画す内容です。著者の自転車との関りについて、その心情を綴ったものといえばよいでしょうか。その視点は、著者ならではの、また女性目線での感じ方もあると思います。スポーツサイクルや本格的なサイクリングに興味はあるけれども今一歩を踏み出せないでいる方。特に女性の方に、一度読んでいただきたい1冊です。

コメント

このブログの人気の投稿

4/27は京王閣フリマ出品です

ニューサイクリング 1985年3月号(No.247)

ニューサイクリング 1997年7月号(No397)