自転車フィットネス健康法
本日の1冊
今回は「自転車フィットネス健康法」を取り上げます。
「自転車フィットネス健康法」は、「バイコロビクス」の提唱者である鳥山新一氏が著した1冊で、1988年に発行されました。「バイコロビクス」については、1976年に同様の著書「サイクリング心身健康法」を出しています。「自転車フィットネス健康法」はその後の研究成果を取り入れ、特に時代の高齢化に対応した、成人病対策プログラムを細分化したものを同書に反映させています。
具体的には、従来1つであった成人病対策プログラムを「糖尿病」「高血圧」「コレステロール」「痛風」の4つの対策プログラムを作成した点だということです。
内容の構成も前著に比べ同程度のページ数ながら、バイコロビクスとは何かといった点については前著に任せる形とし、バイコロビクスの実践について多くのページを割いています。
現代は、自転車は環境に優しいということともに、健康に良いということが改めて認識されています。それらの点について書かれた関連書も様々なものが発行されていると思いますが、具体的かつ科学的根拠を持って健康サイクリングについて著されたものはごく少ないと思います。
「自転車フィットネス健康法」は、成人病予防や病後のリハビリとしてサイクリングを本格的に取り入れたいと考えている方には、現在でも大変有用な参考書となるのではないでしょうか。
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