カンパニョーロ

 本日の1冊

今回は「カンパニョーロ(日本語版)」を取り上げます。


同書は、カンパニョーロ社75年の歴史を綴った「Campagnolo The gear that changed the story of cycling」の日本語翻訳版で、2009年に発行されました。

「カンパニョーロ」は、冒頭で自転車と自転車競技についてトゥーリオ・カンパニョーロ登場以前の歴史に触れています。カンパの歴史を語るうえで有名な1927年のクローチェダウネ峠の件からは、トゥーリオの半生そしてカンパニョーロ社の歴史について各時代の製品とともに語られています。

製品では、クイックリリースやロッド式変速機。各時代を代表するものとしては、グランスポルト、レコード、スーパーレコード等が登場。近年の話では完組ホイールやカーボン製品の登場。新ブランドのフルクラム等について触れられています。

「カンパニョーロ(日本語版)」は、当初海外版(外国語)でしか読むことができなかったカンパニョーロの歴史について日本語で読むことができる書籍として、カンパファンのみならず、自転車愛好家であれば手元に置いておくべき1冊だといってよいでしょう。

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