オッズ 第1巻

 本日の1冊

今回は「オッズ 第1巻」を取り上げます。

「オッズ」は、高校自転車部のロード選手だった主人公の辻堂麟太郎が競輪学校入学を目指してから卒業するまでのストーリーで、コミックの第1巻は2006年に発行されました。競輪学校を目指す麟太郎は師匠に「死神」と恐れられている男を選ぶ。

ロードではトップクラスの選手だったが、それが災いして競輪向きの体作りに苦労する。一度目の受験に失敗した麟太郎は二度目の受験で無事に合格して競輪学校の生徒となる。

「オッズ」は、競輪選手になるために必ず通らなければならない道である競輪学校の入学前と学校での生活を描いています。コミックスは全10巻で、学校入学までは6巻まで。6巻後半から10巻までは競輪学校での様子が描かれています。

競輪というものを知り、師匠を決めて愛好会で競輪選手になることを目指すライバル達との競争。入学後の競争訓練と卒業前のレース、そして学校を卒業。競輪選手は競輪場で見ることはできますが、選手になる前の学校の生徒を見ることは一般では稀なことです。その生徒になるまで、そして生徒の姿を描いた漫画は珍しいと思います。競輪ファンや自転車好きにとっては、興味深い内容になっているのではないでしょうか。

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