サイクル野郎 第1巻
本日の1冊
今回は「サイクル野郎 第1巻」を取り上げます。
「サイクル野郎」は、主人公の丸井輪太郎が高校受験の失敗を機に日本1周の旅へ出るストーリーで、コミック第1巻は1974年に発行されました。
輪太郎はいったんは日本一周に出発するものの、初日に事故で自転車を全損してしまい、再出発はしばらく延期に。再出発は、同級生の矢野陣太郎とともに冬の東北を目指すことに。冬の東北を無事走破した二人は北海道へ渡り、その後は南下しながら本州、四国、九州を走破して最後は沖縄へ。旅の道中はしばらく旅を共にする新たなサイクリストに出会ったり、旅の資金を稼ぐために数か月間アルバイトをしたり。
「サイクル野郎」のコミックスは全37巻、最終巻の発行は1980年で、連載はさらに長い期間だったようです。ストーリー自体は、輪太郎が2年以上の時間をかけて旅を続けた設定となっているようです。そして、物語は旅の途中、全都道府県を走破したところで終わっています。
「サイクル野郎」の連載当時、小・中学生くらいだった自転車好き、また大人のサイクリストや自転車愛好家でも連載やコミックを読んだ方は多いと思います。とはいえ、連載が長かったので、ストーリー全てを覚えている方は少ないと思います。今改めて最初から最後まで読んでみると、断片的な記憶があっても、多くは新鮮な気持ちで読める展開となっているのではないでしょうか。
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