ニューサイクリング 1999年9月号(No.423)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1999年9月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1999年9月号は、通巻423号です。
カラーの口絵は、「My Favorite Bicycle」コーナーで取り上げられている、フルヤ・ランドナーです。
423号の記事を目次で見ると、
6 東京→下関タイムトライアル1
24 伊豆仁科峠
30 手作りのオリジナル部品を多用した私のスポルティーフ
35 ポリージャポン'99へのお誘い
36 シマノ八ヶ岳バイカーズフェスティバル'99
42 My Favorite Bicycle
48 自転車「その劣化と防食」について(3)
53 モノディスプレイ
54 情報通
55 For Sale・For Wanted
となっています。
主な記事を紹介すると、
「東京→下関タイムトライアル1」は、東京から下関まで、山岳中心のコースを単独無伴走での走破にチャレンジするというもの。そして、使用する自転車はルネ・エルス。試走を繰り返し、かなりのモデファイをすることになるようですが、フレームはエルスを使用しています。今号では、タイムトライアルスタート前のテストについて詳しく書かれています。
「伊豆仁科峠」は、キャンプツーリングの紀行文です。
「手作りのオリジナル部品を多用した私のスポルティーフ」は、オーナーの手作りによるパーツを使用したスポルティーフの製作記です。オーナーはなんでも自作してしまえる方で、最近では、ジャパンバイクテクニーク(JBT)で優勝するようなチタンバイクも自作されています。今号で紹介されている自転車もオリジナリティあふれるもので、スポークで編んだチェーンホイールを装着したそれは大きな驚きをもって迎えられました。詳細については、オーナーによる解説と、11点の写真で紹介されています。
「シマノ八ヶ岳バイカーズフェスティバル'99」は、清里高原の「キッツメドウズ・ハイランドパーク」で開催されたMTBイベントのフォトレポートです。
「My Favorite Bicycle」は、フルヤ・ランドナーです。ビルダーは「古谷康雄」氏と紹介されていますが、フレームは「TOEI」のマークとヘッドバッチが付いていますので、フレームはトーエイで製作し、古谷氏が最終組み立てをしたものと思われます。製作の経緯についてはオーナーとショップオーナーによって、自転車のディテールは写真12点で紹介されています。
「自転車「その劣化と防食」について(3)」は連載第3回目で、「保存の方法」と題し、前回の劣化の原因を受け、今号では「物理的な原因」への対策を紹介しています。
1999年9月号の裏表紙広告はシマノ・SPD-Rの謎でした。
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