ニューサイクリング 2000年12月号(No.439)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 2000年12月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの2000年12月号は、通巻439号です。
カラーの口絵は、「ポリージャポン2000」「私のスペシャルメイド」「ショップ探訪9」です。
439号の記事を目次で見ると、
12 ポリージャポン2000
18 私のスペシャルメイド
24 対談・ちょっとおしゃべりしましょう
38 2000年を振返る
40 関東周辺の県境を越える
45 郊外観の変遷とパターソンの風景
46 新製品紹介
48 自転車修理教室〈第6回〉
54 鳩打峠レポート
56 サロモンXアドベンチャー2000
60 プラスティックの劣化(1)
69 モノディスプレイ
71 情報通
となっています。
主な記事を紹介すると、
「ポリージャポン2000」は、安曇野で開催された「ポリージャポン2000」のレポートです。ポリージャポンは毎年テーマを決めてコンクールデレガンスを開催するのですが、この年のテーマは「ルネ・エルス」。当日は30台を超えるエルスが一堂に会し、コンクールは大いに盛り上がったようです。
「私のスペシャルメイド」は、ヒロセのスポルティーフです。このスポルティーフはチューブラー仕様とのことです。パーツアッセンブルについては、仕様書として一覧が掲載されています。また、10点の写真でディテールを確認することができます。
「対談・ちょっとおしゃべりしましょう」は、毎回ゲストを迎えて今井編集長と対談する企画です。第4回目は萩原浩氏で、「ツーリングと自転車」というテーマで語り合っています。
「2000年を振返る」は、今井彬彦編集長の黄昏随想シリーズで、自転車界の1年を振り返っています。そして今号ではもう一遍、「世紀末に考える」が掲載されています。
「関東周辺の県境を越える」「郊外観の変遷とパターソンの風景」「鳩打峠レポート」はツーリングレポート、エッセイです。
「新製品紹介」では、この年の12月から発売となる「ブリヂストン/モールトン」を取り上げています。
「自転車修理教室〈第6回〉」は、自転車のメンテナンスに関する連載で、第6回目は「ペダルのグリスアップ」となっています。
「サロモンXアドベンチャー2000」は、前年から始まった、MTBやカヌー、トレイルラン等の多種目で競われるアドベンチャーレースです。2000年の開催は岐阜県で、ワールドカップ全7戦の第6戦。2日間で250kmを走破するレースの様子をレポートしています。
「プラスティックの劣化(1)」は、自転車に使われている素材の劣化について、その原因や防止法等を検証・考察しているシリーズです。今回は、前回の金属の劣化に続いて、プラスティック(高分子材料)の劣化についてです。第1回目は、自転車を構成する材料、そして今シリーズの主題となる高分子化合物の特徴や劣化について触れています。
NC誌は最終ページに「編集室から」として、通常は編集長や編集スタッフの編集後記が掲載されています。2000年12月号は通常と違い、「読者の皆様へ」として「社主」からの告知が三点掲載されています。そのうちのふたつは、経営母体の変更と販売方法の変更です。そしてもうひとつは、編集長が今井彬彦氏から黒田五郎氏へバトンタッチするということです。今井氏は編集顧問になるということでした。
2000年12月号の裏表紙広告は、シマノ・デオーレディスクブレーキ誕生でした。
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