ニューサイクリング 1990年6月号(No.311)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1990年6月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1990年6月号は、通巻311号です。
カラーの口絵は、「魔物について」です。
311号の目次をページ順に追うと、
14 世界選手権ファイナルカウントダウン・パートI
26 NC道案内 テイクワン Sの最終章
36 私をとらえる魔物について
48 岩田北上山中II
56 男のためのランチタイムクッキング
64 アレックス・サンジェ・ラリー
68 テスティングギヤレポート
72 ヘレラの国からブェノスディアス
74 世界選手権プロフェッショナルロード選手選考会
80 90 Panasonic Bicycle Cup
82 初心者が走った楽しんだ
84 NCクラブハウス CR2C
86 自転車考 自転車と人の付き合いを考えてみよう
88 NCエイドステーション
93 My wayside 不忍池
99 モノディスプレイ
101 NC情報通
となっています。
主な記事を紹介すると、
「世界選手権ファイナルカウントダウン・パートI」は、この年に初めて日本開催となる世界選手権に向けた連載特集です。初回は元プロサイクリストで画家、当時はUCI理事も務めていた加藤一氏による「世界選手権のはなし」です。
「NC道案内 テイクワン Sの最終章」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回は現担当者が退社するということで、担当者とゲスト2名による過去のエピソードや記事製作のノウハウ、担当者からの挨拶文となっています。
「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はベルタンのランドヌーズです。解説文では、オーナー自身の成り立ちや自身のセンスについて語っています。自転車とそのディテールについては、11点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「'60年代の仏製廉価版旅行モデル」となっています。
「岩田北上山中II」は、筆者にとって2度目の北上山地ツーリングとなる旅のサイクリング紀行です。盛岡を基点に峠をいくつか越えて宮古まで。海沿いを北上した後に小本から盛岡方面へ戻るルートを辿っています。
「男のためのランチタイムクッキング」は、アウトドアクッキングのコーナーで、「クリームチーズのカナッペ」「グリーンピースの田舎風煮込み」「野菜入りオムレツ」3品のレシピを紹介しています。
「アレックス・サンジェ・ラリー」は、パリ在住の筆者によるサンジェラリーの参加レポートです。
「テスティングギヤレポート」は、ニシキのATB 、ネオフォースRRの製品紹介と試乗レポートです。
「ヘレラの国からブェノス・ディアス」は、コロンビアに長期滞在することとなった筆者によるコロンビア自転車レース事情をレポートするシリーズです。今回は、事故による怪我でレース出場が無かったの為、リハビリのこととコロンビアの自転車屋が並ぶ自転車通りを紹介しています。
「世界選手権プロフェッショナルロード選手選考会」は、群馬CSCで開催された賞金レース。プロロード選手5名、競輪選手18名に加えて3名のアマチュア選手が参加したレースのレポートです。
「90 Panasonic Bicycle Cup」は、群馬CSCで開催されたアマチュア・ロードレースの取材レポートです。
「初心者が走った楽しんだ」は、三連勝朝練クラブによる初心者向けATBツーリングに参加した編集部員のイベントレポートです。
「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「CR²C」から記事が寄せられています。
「自転車考 自転車と人との付き合いを考えてみよう」は、自転車技術研究所の所長を務めた筆者による、自転車をどのようにして育てていくべきかということを筆者の視点から述べた連載です。今回のテーマは「自転車の形を読む(その1)」です。
「NCエイドステーション」は、読者からの投稿で、ミニガイド「三国峠」とツーリング・レポート「ユガテの郷」が掲載されています。
「My wayside」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「不忍池」です。
「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。6月号では、ロンキッチン・スポーク長計算器や英ベテラン・サイクル・クラブの会誌「The Bone Shaker」の復刻版等が紹介されています。
1990年6月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。
コメント
コメントを投稿