ニューサイクリング 1991年3月号(No321)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1991年3月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1991年3月号は、通巻321号です。

カラーの口絵は、「美・Bicycle Tune」「魔物について」です。

321号の目次をページ順に追うと、

 22 女性が訪ねてみたいバイシクルショップ

 28 対談 したら・じゅん子 VS 小嶋敬二

 34 私のアメリカン・バイシクルレース

 38 ICS JAPAN91

 44 NC道案内

 50 出羽を巡る峠たち

 58 西上州早春賦

 66 私をとらえる魔物について

 78 軽量ATBに乗る

 84 NCテスティングギヤリポート

 86 情けない話(6)

 92 ヘレラの国からブェノス・ディアス

 94 シクロクロスミーティング90~91

 96 NCクラブハウス 北大阪サイクリングクラブ

 98 My wayside 婆沙羅峠

100 自転車考 閑話休題 世界選手権

107 モノディスプレイ

109 NC情報通

となっています。

主な記事を紹介すると、

「女性が訪ねてみたいバイシクルショップ」は、女性サイクリストに焦点を当てた1991年のニューサイクリング年間テーマ「美・Bicycle Tune」としての3月号特集のひとつです。この項では、「服を買う感覚で入れるお店」と題して東京周辺のショップ6件を紹介しています。

 「対談 したら・じゅん子 VS 小嶋敬二」は「美・Bicycle Tune」の二つ目の特集です。TVレポーターのしたらじゅん子氏と、当時、日本大学在学中で1000mTTのスペシャリストとして知られた小嶋敬二選手との対談記事です。

「私のアメリカン・バイシクルレース」は、「美・Bicycle Tune」三つ目の特集でサカエUSAの社員としてレース体験を積んでいる筆者による連載のレポートです。連載2回目は、現地で初めて迎えたクリスマスのことやクリテリウム・トレーニングのことを伝えています。

「ICS JAPAN91」は幕張メッセで開催された、国際自転車ショーのフォトレポートです。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは、三重県の国道311号、尾鷲から熊野までを紹介しています。

「出羽を巡る峠たち」は、2月号から始まったツーリングガイド紀行の連載です。今回は、米沢市から福島市まで、晩夏の栗子峠を走った紀行です。

「西上州早春賦」は、前年の末に秩父で出会ったサイクリストともに冬の上信越を巡ったサイクリングの回想録です。

「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はコルナゴのクルスルートです。解説文では、オーナーの若い頃の話とその後の自転車遍歴やサイクリングスタイルが綴られています。自転車とそのディテールについては、11点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「コルナゴのこと」となっています。

「軽量ATBに乗る」は、当時11kg台で軽量ATBといわれていたリッチーの「P-23チーム」と、クラインの「アティテュード」の編集部による試乗レポートです。

「NCテスティングギヤリポート」は、オールソップの「ソフトサスペンションシステム」の製品紹介と試乗レポートです。

「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「地獄の沙汰も取説次第? その2」と題して、自転車およびその他製品の取扱説明書についての意見を述べています。

「ヘレラの国からブェノス・ディアス」は、コロンビアに長期滞在することとなった筆者によるコロンビア自転車レース事情をレポートするシリーズです。今回は、コロンビアにも届いている市川雅敏選手の話と、回復マッサージの方法を紹介しています。

「シクロクロスミーティング90~91」は、シリーズの第5戦松本大会、第6戦原村大会、第7戦更埴大会、第8戦長谷村大会の編集部員による観戦記です。従来は編集部員が出場する参戦レポートでしたが、練習中の怪我により出場できなくなったため、今回のレポートは観戦記となっています。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「北大阪サイクリングクラブ」から記事が寄せられています。

「My wayside」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「婆沙羅峠」です。

「自転車考 自転車と人との付き合いを考えてみよう」は、自転車技術研究所の所長を務めた筆者による、自転車をどのようにして育てていくべきかということを筆者の視点から述べた連載です。今回は前回に引き続き世界選手権に寄せた文で、ピストに関した解説を掲載しています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号では、サカエ「ライテージ・カーボンフレーム」「プラチナ・チェーンリング」、ダイヤモンドバックやトレックのATB'91年モデル等が紹介されています。

1991年3月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。

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