ニューサイクリング 1992年6月号(No336)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1992年6月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1992年6月号は、通巻336号です。

カラーの口絵は、「魔物について」「シマノサイクル開発センター」です。

336号の目次をページ順に追うと、

 17 ツーリング車専門店に聞く

 20 旅行車雑感

 23 浦島太郎の記

 30 シクリズムキュービックレポート

 34 私をとらえる魔物について

 46 NC道案内

 54 ACM(先進複合材)への進化

 58 最速マシンへの挑戦

 66 情けない話(21)

 72 スポーツサイクリングバイブル

 86 My Wayside 田貫沼

 87 ニューサイクリング読者ラリーのお知らせ

 88 たっくんのメカニカルリポート

 92 NCエイドステーション

 94 シマノチームツールド・台湾奮戦記

100 NCクラブハウス

102 モノディスプレイ

104 情報通

となっています。

主な記事を紹介すると、

「ツーリング車専門店に聞く」は、6月号の特集「われらツーリング車を語る」の一つ目の記事です。シクロサロンの植原郭氏とアルプスの萩原浩氏に、ツーリング車について話を聞いています。

「旅行車雑感」は、6月号特集二つ目の記事です。ツーリング車と当時ブームとなっていたMTBについて、筆者の感じたことを綴っています。

「浦島太郎の記」は、は、6月号特集三つ目の記事です。当時のMTBブームの中、ツーリングをするサイクリストにランドナーが知られていないという、筆者にとって浦島太郎になったような心情を綴っています。

「シクリズムキュービックレポート」は、グランツールで活躍する選手たちに焦点を当てて紹介する連載です。今回は「マイヨ・ジョーヌに賭ける」と題して、ジャンニ・ブーニョ、ミゲール・インデュライン、グレッグ・レモンの3選手に話を聞いています。

「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はトーエイのランドヌーズミキストです。解説文では、オーナーの自転車ライフについて綴られています。自転車とそのディテールについては、14点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「スペシャル・メイドに関して」となっています。

目次にはありませんが、P44には新田氏へのQ&Aコーナーとして「サドルオイルの塗り方」が掲載されています。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは「『ミナトヨコハマ』ポタリング」と題して神奈川県横浜のポピュラーな見所を巡るコースを紹介しています。

「ACM(先進複合材)への進化」は、「ニューバイシクルクライマックス'92」と題打った連載シリーズの記事のひとつです。当時において考えられるレーシングバイシクルとパーツの今後と、先進複合素材(ACM)についてズノウバイシクルの蔭山照雄氏が考察しています。

「最速マシンへの挑戦」は、「ニューバイシクルクライマックス'92」と題打った連載シリーズ二つ目の記事です。今回は「1946年のレニヤーノ」と題して、1946年生のレニアーノから現在のロードレーサーまでの間に変化した点と変化していない点を挙げて、レーサーの基本的考え方と今後何を基準に変化していくのかということをシクロウネの今野義氏が考察しています。

「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「ランドヘイの花火・III」と題して、筆者が世界選手権に出場するシクロクロス日本チームの監督として参加した顛末を綴った話です。今回は、渡英前の自身の失敗とイギリス到着後にロンキッチン社の世話になったエピソード等が綴られています。

「スポーツサイクリングバイブル」は、NCプロジェクトとして取り組んでいる連載です。今回は「故障、そして携帯工具を考える」と題して、サイクリング中に起こるトラブルとサイクリングに携帯すべき工具類の選択について解説しています。

「My Way Side」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「田貫沼」です。

「たっくんのメカニカルリポート」は、各種自転車パーツを紹介テストしていく連載コーナーです。今回は、前後サスペンションを装備した「キャノンデール デルタV1000」の紹介と筆者による試乗レポートとなっています。

「NCエイドステーション」は、1991年4月号の「NC道案内」で紹介された「京都 童仙房・東海自然歩道」と、1992年1月号で紹介された「東三河」の実走レポートが掲載されています。

「シマノチームツールド・台湾奮戦記」は、シマノチームが出場した「ツールド・台湾」の今中大介選手によるレースレポートです

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「みのむしレーシングクラブ」から記事が寄せられています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号では、サンメタルの「ミストラル M13-IIリム」やナショナル自転車の「ヴィアトーレLCT」等が紹介されています。

1992年6月号の裏表紙広告は、ミヤタ「スーパーリッジランナー」でした。

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