ニューサイクリング 1994年1月号(No355)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1994年1月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1994年1月号は、通巻355号です。

カラーの口絵は、「まものたち」「LA VELLÉE DES ROYS」です。

355号の目次をページ順に追うと、

 12 特集・新春エッセイ集

 44 ポリージャポン'93

 56 葡萄畑と古城を巡るMTBラリー

 62 NEWS

 66 まものたち

 76 エッセイ風フォト紀行

 82 情けない話(40)

 88 Information Opinion Basket

 90 NCクラブハウス

 92 My Way side 異界

となっています。

主な記事を紹介すると、

「特集・新春エッセイ集」は、ニューサイ1月号恒例の特集です。この年の題目は「旅のエピソード」で、10篇のエッセイが掲載されています。

「ポリージャポン'93」は、現在も開催が継続されている「ポリージャポン」の第1回開催時のレポートです。ひとつは、「自転車遊びのひとつのやり方」と題した主催者の中堀剛氏によるポリー開催までの経緯と、開催後の感想。もうひとつは、「コンクール・デレガンス事始め」と題したコンクールの審査委員を務めた新田眞志氏によるポリージャポンでのコンクール・デレガンス出品車の寸評や審査基準などを紹介しています。

「葡萄畑と古城を巡るVTTラリー」は、フランスで開催された「LA VELLÉE DES ROYS」というラリーイベントの取材レポートです。

(注)目次では「葡萄畑と古城を巡るMTBラリー」となっていますが、本文のタイトルは「葡萄畑と古城の中を走るVTTラリー」となっています。

「NEWS」は、「'94ニューウェーブ情報」と称して当時の最新情報を紹介するコーナーです。今回は、ブリヂストンサイクルの「ワイルドウエスト」MTBと「グランベロ」ロードを。そして、丸石のツーリング車「マルイシエンペラー701T-NA12」を取り上げています。

「まものたち」は、愛好家にとっての「魔物」といえるマニアックな自転車を紹介していくコーナーです。今回紹介するのは、トーエイのランドナーです。自転車の詳細は「ビルダーのことば」として自転車屋ATTAの石井勉氏のはなし。13点の写真とその説明文、仕様書によって知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「マッドガードのある旅行者のまとめ方」となっています。

「エッセイ風フォト紀行」は、写真と文章によるサイクリング紀行です。今回は「新年への旅」と題し、筆者が仲間とともに毎年行っている年越しツーリングの想い出を綴っています。なお、76ページ上段の2段落目は13行に渡って行の1文字目が落丁となっています。

「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「アレさえなければ・・・」という題で、東京国際サイクルショー視察に訪れた筆者の、開会セレモニーとショー会場視察の感想を綴っています。

「Information Opinion Basket」は、「サイクルツーリストに役立つかもしれないコラム」で、自転車に関する情報や意見、インタビュー記事等が掲載されています。今回は、スポーツギアとしての自転車についてと、リレーインタビューは当時のプロ車連コーチの高橋松吉氏です。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「G.S.ミラノ」から記事が寄せられています。

「My Way Side」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「異界」です。

1994年1月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「テーラーメイド」受注開始案内でした。

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