ニューサイクリング 1995年6月号(No372)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1995年6月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1995年6月号は、通巻372号です。

カラーの口絵は、「My Favorite Bicycle」です。

372号の目次をページ順に追うと、

 12 信州百峠

 25 サイクリング私の世界

 34 My Favorite Bicycle

 46 阪神大震災被災地を走る

 54 会津狭間峠 再挑戦

 62 峠・豪士峠

 64 パリの自転車ルネッサンス

 69 エッセイ風フォト紀行 夏泊半島

 72 NCクラブハウス

 74 モノディスプレイ・For Sale For Wanted

 75 情報通

となっています。

主な記事を紹介すると、

「信州百峠」は、山岳サイクリング研究会に籍を置く筆者が、郷土出版社から出版された「定本・信州百峠」に掲載された百の峠を紹介。それとともに、筆者の越えた峠についてはその印象を綴っています。

「サイクリング 私の世界」は、前年の連載、いろいろなタイプのサイクルツーリスト達の経験と知識に裏付けられた提案によって、サイクルツーリングの幅の広さとバラエティを知ってもらおうという企画「ツーリングのすすめ」の続編といえる企画です。今回は、当時のヨコハマサイクリングクラブ理事、山本克己氏に話をうかがっています。

「My Favorite Bicycle」は前年までの「まものたち」に続く、オーナーにとってとっておきの1台となるお気に入りの自転車を紹介していくコーナーです。今回取り上げるのは、ブリティッシュ・ロードスターです。右フォークのランタンが特徴的なこの自転車の詳細は、オーナーの談話、21点の写真とその説明文、仕様書によって知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「'20年代の英国モデルに関する考察」となっています。

「阪神大震災被災地を走る」は、「都会人たちへの旅報告」の番外編です。筆者は震災発生後12日目にランドナーを携えて現地へ入り、一日かけて被災地を巡った時の現地の状況と筆者の思いを伝えています。

「会津狭間峠 再挑戦」は、2年前に訪れたもののヤブの多さに閉口して敗退した狭間峠に再挑戦して無事峠越えを果たした筆者によるレポートです。

「峠・豪士峠」は、山形県と福島県を結ぶ豪士峠の紹介です。

「パリの自転車ルネッサンス」は、今井編集長による現地の新聞・雑誌に掲載された文章の要約とともに当時のフランス自転車事情を伝える記事です。

「エッセイ風フォト紀行」は、写真と文章によるサイクリング紀行です。今回は「夏泊半島」と題し、梅雨時に青森まで行って、日差しの強い好天の中を走ってきた時の話です。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「札幌学院大学体育会自転車部」から記事が寄せられています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、MBKの'95モデルを紹介しています。

「For Sale For Wanted」は、売りたし買いたしのコーナーです。この月は、オーダーの26インチロード等がFor Saleに、For Wantedにはサンプレ・レコード60等が載っていました。

1995年6月号の裏表紙広告は、丸石「エンペラー701T-F」でした。

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