ニューサイクリング 1984年2月号(No.234)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1984年2月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1984年2月号は、通巻234号です。
カラーの口絵は、「ワンショット」です。
234号の目次をページ順に追うと、
12 '84読者年賀状コレクション
26 1000人のサイクリストが走った!
34 旧道を探る(17) 箱根湯坂路
44 西洋自転車事情(下)
58 千国街道
64 ニューモデル紹介
70 犬とサイクリスト
76 製品メモ
79 カンパの新しい二つのシリーズ
82 第1回サイクルロードレース全国クラブ対抗チャンピオン大会全成績
84 白夜の極北を行く III
94 乗る人見る人自転車道楽(4)
102 NEW CYCLING SALON
108 この人こんな話
110 寄せ集め0円タンデム PART2
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「'84読者年賀状コレクション」は、編集部に各方面から届いた年賀状を紹介するコーナーです。'84年に編集部に届いた年賀状の中から、約70枚を掲載しています。
「1000人のサイクリストが走った!」は、4回目の開催となった琵琶湖一周サイクルマラソンのイベントレポートです。
「旧道を探る」は、「旅を目的とするサイクリストに向けた旧道や旧峠の探訪」と銘打って始まった連載です。今回取り上げる道は「マウンテンサイクルで落差700mの尾根を下る」と題した、箱根湯坂路です。
「西洋自転車事情(下)」は、フランスでメカニシャンの修業をしている福井氏にフランス国家メカニシャンについてのインタビュー記事です。後編となる今回は、氏がメカニックを務めたツール・ド・ラブニールでの実態や、フランスの部品界やレース部品の現在について聞いています。
「千国街道」は、宿泊した北小谷を出発して地蔵峠と大網峠を越え、山口からの林道へ抜けるまでを1日で走ったサイクリング紀行です。
「ニューモデル紹介」は、ブリヂストンサイクルの「グランヴェロ」のリミテッド他「グランテック」「シルエットセリーヌ」、シャフトドライブ自転車「FENDT」、ケルビム「ノータッチFF折りたたみ」を紹介しています。
また65ページには、パリで開かれた加藤一画伯のギドンドオル授賞式の様子を伝えるニュースが掲載されています。
「犬とサイクリスト」は、サイクリストと犬とのかかわりや、筆者のツーリング先での犬との出会いやそのエピソードを綴ったエッセイです。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、フィルウッドのディスクブレーキと専用ハブ・ホイールチェアハブ、ビットリア「コルサCX26」、カンパのニップル回し等を紹介しています。
「カンパの新しい二つのシリーズ」は、前年のミラノショーで発表されたカンパの新シリーズ「ビクトリー」と「トリオンフ」の、二つのバージョン、ツーリング用の「レジャー」とレース志向の「コルサ」の概略を写真とともに紹介しています。
「第1回サイクルロードレース全国クラブ対抗チャンピオン大会全成績」は、前年の11月に群馬CSCで開催されたロードレース各クラスの順位・選手名・タイムを掲載しています。
「白夜の極北を行く(III)」は、スカンジナビア半島にあるノルウェーを自転車で旅したサイクルツーリング紀行の連載です。今回は、オッタダーレンを最後までつめてゲイランフィヨルドまで至り、最後は旅の終着地であるトロンヘイムまでの行程です。
「乗る人見る人 自転車道楽(4)」は、様々な分野のサイクリスト・自転車愛好家を訪ね、その人物と自転車を紹介する連載コーナーです。今回は直江彰雄さんを訪ね、製作者を信頼してオーダー時に口出しをせずに製作したというオミノのスポルティーフを紹介しています。
「NEW CYCLING SALON」は、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載するコーナーです。今回は、「INFORMATION」で展示会情報が1件。「LETTER TO EDITOR」には「何回行っても感動する信州」と「レターフロムイングランド」。「林道情報」では「伊那周辺の林道をめぐって」「信州林道情報」「会津の峠」「桜峠」の読者投稿4件。「旧道実走レポート」は「信玄棒道」と「木の芽峠」の2件が掲載されています。
「こんな人こんな話」は、自転車に関わる様々なジャンルの人物を紹介する連載です。今回は「総て檜を刻んで作り上げた実物そっくりのスポーツ車」を彫った、彫刻家の西村公泉さんを取り上げています。
「寄せ集め0円タンデム PART2」は、1972年2月号のNC誌に掲載された早大サイクリングクラブの「寄せ集め0円タンデム」が部室に放置されたままだったので、それを復活させたレストア記です。
1984年2月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「グランヴェロリミテッド」でした。
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