ニューサイクリング 1985年6月号(No.251)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1985年6月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1985年6月号は、通巻251号です。
カラーの口絵は、「'85年サイクルショー」です。
251号の目次をページ順に追うと、
16 '85サイクルショー
54 ニューパスハンティング 林道蕪入沢芦川線の無名峠
64 ちょっとパリへサンジェを買いに(3)
74 ちょっとパリに買いに行ったサンジェが出来た
80 激走!! 41.29244 アワーレコード中村仁の挑戦
86 乗る人見る人自転車道楽
98 気になる風景 地名
100 レースシーズン再び まずはトレーニングレースから
104 製品メモ
108 パラノ的自転車美学II パラノワールドから愛をこめてを読んで
116 NCサロン
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「'85サイクルショー」は、東京・晴海で開催された「ジャパンバイシクルショー」のフォトレポートです。記事では、トライアスロンモデルのメーカー完成車を3台、パーツはウエアやシューズ等も含めて各メーカーの製品を写真と説明文で紹介。スペシャルメイドとして、メーカーやオーダー工房のショーモデルを掲載しています。
「ニューパスハンティング」は、林道や峠を主体に地図や写真を多数掲載して案内しているコースガイド企画の連載です。今回は「登り応え充分!新しくできた甲州の林道」と題し、林道蕪入沢芦川線の無名峠を紹介しています。コースは石和をスタートし、林道蕪入沢芦川線から無名の峠、鳥坂峠をパスして石和に戻る53.5kmです。
「ちょっとパリへサンジェを買いに(3)」は、新田眞志氏が連れふたりを加えた3人でフランス・パリを訪れ、アレックス・サンジェをオーダーするまでの顛末を綴った旅行記です。今回は、筆者の連れが3台目となるサンジェをオーダーする様子。オーダー後は店内で買い物をし、翌日は蚤の市めぐり。クリニャンクールとモントイユ、それぞれの蚤の市で自転車パーツを購入した後は、再びサンジェを訪問して前日に約束した工房内部を見学。この後はサブリエールを訪問予定だったが、雪により断念。その後の帰国までの二日間のことを綴って話を締めくくっています。
「ちょっとパリに買いに行ったサンジェが出来た」は、「ちょっとパリへサンジェを買いに」でオーダーしたサンジェが出来上がってきたということで、誌上でお披露目しています。
「激走!! 41.29244 アワーレコード中村仁の挑戦」は、アマチュア選手によるアワーレコード挑戦の誌上ドキュメンタリーです。
「乗る人見る人 自転車道楽」は、様々な分野のサイクリスト・自転車愛好家を訪ね、その人物と自転車を紹介する連載コーナーです。今回は土屋邦彦さんを訪ね、氏の所有するペガサスのランドナーを紹介しています。
「私のミニガイド(6)」は、読者投稿によるサイクリングルート紹介企画の連載です。今回は「上州三峰山サイクルハイキング」と題し、上越線の後閑駅を起終点にした三峰山周辺の周回コースを案内しています。
「私のミニガイド(7)」は、読者投稿によるサイクリングルート紹介企画の連載で、今月の2本目です。こちらは「上信越を行く眺めの良い林道」と題し、裏妙義スーパー林道と入山峠旧道を走るコースを案内しています。
「気になる風景」は、サイクリングで訪れた場所の地名の由来や、その地域の風習などを綴る随想です。今回は「地名」と題して、その土地の特徴の名詞化である古地名の成り立ちについて語っています。
「レースシーズン再び まずはトレーニングレースから」は、オランダに留学していた藤森信行氏による連載「オランダ通信」です。今回は、冬が終わりレースシーズンがやってきつつある時期の、トレーニングおよびレースについてレポートしています。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、ナガサワのオリジナルフロントチェンジ台座、エフレムのカスク・ホイールカバー・グローブ等を紹介しています。
「パラノ的自転車美学II パラノワールドから愛をこめてを読んで」は、3月号に掲載した筆者の記事に対する4月号での新田氏の意見を踏まえ、補足説明を述べています。
「NEW CYCLING SALON」は、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載するコーナーです。今回は、「INFORMATION」でイベント2件、「LETTER TO EDITOR」には「NC誌掲載のコースを走って」が掲載されています。
1985年6月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「マイル112」でした。
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