ニューサイクリング 1977年1月号(No.146)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1977年1月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1977年1月号は、通巻146号です。

この号のカラー口絵は「'76世界選手権」グラビアは「クリテリウム(ポイントレース 30km(アマチュア))」です。

通巻号の目次をページ順に追うと、

16 ■'77・えっせい・じてんしゃ■コスターと私・三台目の自転車・ヘンソク記考・我愛車によせて・赤城山ろくにて・自転車そして旅・七年目の浮気・道楽とはいえ

48 メーカーを囲む・スポーツ車部品論議(1)サンツアー「トータル部品群への発想」

60 師崎から伊良湖へ

68 とかく雨というものは

70 南牧川から神流川

86 座談会 日本のスポーツ車開発に捧げた人生「打保梅治さんのこと」

94 ソレックスとロードパル

99 冬の野外で暖かい飲物でも作るために「火」の講座(1)

102 堀田君の 旅から旅 (西伊豆・戸田)

104 サイクリングと写真(3) 旅の写真を撮る

110 製品メモ

114 VELO SPOT

115 LETTER TO EDITOR

118 REAR LAMP

となっています。

主な記事の内容を以下にご紹介します。

※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。


「新年随筆特集 '77・えっせい じてんしゃ」

この記事は、毎年新年号の恒例となっているエッセイ特集です。この年は、8編のエッセイが掲載されています。その題名は「コスターと私」「三代目の自転車」「ヘンソク記考」「我愛車によせて」「赤城山ろくにて」「自転車そして旅」「七年目の浮気」「道楽とはいえ!」となっています。


「メーカーを囲む・スポーツ車部品論議(1)サンツアー トータル部品群への発想」

この記事は、部品メーカーの人と販売店の人を呼んでいろいろ部品について話そうという企画です。今回はサンツアーを取り上げ、社長の河合淳三氏と開発部長の2名を招いて販売店を営む3名とともに、今井編集長の司会で当時新しく出たシュパーブの開発ストーリーを題材に話し合っています。


「師崎から伊良湖へ」

この文は筆者が輪友とともに1月の中旬頃、大府を出発点に知多半島を伊勢湾に沿って師崎まで南下、そこから船に乗って伊良湖に渡り渥美半島を遠州灘に沿って豊橋まで走った1泊2日の旅を綴ったツーリング紀行です。


「とかく雨というものは」

ここでは、雨の日に走りに出た時の様子を語りながら雨の日に走りに出る筆者の心情を綴っています。


「フォト・レポート 南牧川から神流川へ (1)十石峠街道 」

この記事は、12月の西上州を走ったフォトレポートです。今回は、白井から十石峠まで走った時の様子をレポートと写真とで伝えています。


「日本の近代スポーツ車の開発に捧げた人生 打保梅治さんを語る」

ここでは、東叡社を創業した初代社長である打保梅治氏の半生について今井編集長が聞き手となり、当時の東叡社社長である大越義則氏、ブリヂストン在籍の高久清太郎氏、ゼブラ自転車在籍の山本秀男氏の3名に打保氏を語ってもらっています。


「ソレックスとロードパル」

この記事はサイクリストが気になるバイクとしてフランスのソレックスとホンダのロードパルを、サイクリスト的発想による試乗と選択を行ったレポートです。


「冬の野外で簡単に暖かい飲み物でも作るための「火」の講座・・・(1)」

この記事は、以前NC誌に掲載された「火の話」の続編というべきものです。今回はまず火を上手に扱うための心構えとして「火の用心」を第一に挙げています。次に野山で使える火の種類として固形燃料を取り上げ、缶詰タイプ、メタ、ペースト状固形燃料、それぞれの特徴と使用上の注意点を説明しています。


「堀田君のガイド風紀行 旅から旅 ●西伊豆・戸田 風が悲鳴を上げる」

この文は、伊豆長岡まで輪行し、三津、大瀬崎、戸田と巡ってから達磨山まで走ったサイクリングを綴った紀行文です。


「体験的アドバイス(その3) サイクリングと写真」

この記事はサイクリング写真集団の原明吉氏が、自転車の写真を撮ることについて実践的なアドバイスを綴ったものです。今回は「サイクリングの旅を撮る」と題して、はじめに筆者が旅に出る前の準備と旅から帰った後の写真の整理について説明しています。次にカメラ紀行の作例として、開田高原から御岳林道で撮影した写真7枚と各写真の説明を載せています。


「製品MEMO」

このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今回は、ウェイレスのシートピラー、ゼウスのサイドプルブレーキ「2001」、ERのスーパーライトペダル等を取り上げています。


「VÉLO SPOT」

このコーナーは、今井彬彦編集長が当時の自転車界についての様々な話題を取り上げるコーナーです。今回は「新しい潮流」と題し、当時傾向として増えつつあったロードレーサーによるサイクリングについて、また今後ユーザーが販売店を選択する目安になるであろうことについて筆者の考えを述べています。


「LETTER TO EDITOR」

このコーナーは、読者から編集部あてに寄せられた便り等を紹介しています。今回は、父親が優勝したという大正11年のレース後の写真と、友人との自転車談義に思ったことの二つが寄せられています。


1977年1月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ユーラシア」でした。

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