ニューサイクリング 1983年3月号(No.222)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1983年3月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1983年3月号は、通巻222号です。
この号のカラー口絵は「ワンショット」「キヨのフォトスケッチ」「この一点」です。
通巻222号の目次をページ順に追うと、
20 春を着こなす 温度変化にうまく対応する
42 軽合金フレームの問題点 アラン VS ビチュー
54 ここから動くな!
60 龍飛と小泊と十三湖と
70 コンピューターがマシンを作る 3 CADシステム
82 この人こんな話(4)
86 佐渡晩夏
94 旧道を探る(6) 旧東海道第二弾 箱根路
102 旧道実走レポート
104 INFORMATION
106 家族で楽しむサイクリング
112 アルミ素材のBMX
116 製品メモ
122 New Cycling Salon 三つの隧道・北からの便りと異常なパンク
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
「春を着こなす」
この記事では、1982年12月号の特集に続いて春のサイクリングウエアについて取り上げています。冒頭ではニッカーズについて当時入手可能なものを各種紹介しています。そのあとは、温度変化にうまく対応することをポイントを置いて、7組のサイクリストの事例を写真入りで紹介しています。
「アラン VS ビチュー 軽合金フレームの問題点」
この記事は自転車技術研究所の井上重則氏が、ホンダが輸入し始めたプジョーPX10DUに使われているビチュー製979アルミフレームに対して行った分解調査の報告を、各部のカットモデル写真とともにその調査内容と結果を紹介しています。またあわせて、ビチュー、アラン、クレイン、クロモリの各フレームに対する剛性試験の結果もレポートしています。
「ここから動くな! 赤沢林道ビバークの記」
この文は、11月に中之条駅を出発し四万から法師へ抜けようと3人で赤沢林道へ入ったが登山道の途中で日が暮れ、さらにランプ類を失ってしまったためにビバークを余儀なくされた体験を綴ったサイクリングレポートです。
「龍飛と小泊と十三湖と 津軽半島紀行 5」
この文は、今井彬彦編集長が新しいスタイルを模索しながら執筆しているサイクリング紀行の連載です。今回は、濃霧の増泊林道を走って小泊へ抜け、十三湖へ向かう途中までとなっています。
「コンピューターがマシンを作る 続」
この記事は、当時オーダーメイドフレームの製作工程に使用され始めたコンピューターの使用について述べたものです。今回は前回に引き続きマツダ自転車工場の松田純男氏がフレーム設計とコンピュータシステムの関係について述べるとともに、当時松田氏が取り組んでいたシュミレーションとオーダーシステムの構築について述べています。
「この人・こんな話(4)」
この記事は、自転車に関わる様々なジャンルの人物を紹介する連載です。今回は「少年の日の夢を持ち続けて」と題してマエダ工業の佐生勉さんを取り上げています。記事では、神鍋カップ実現までの苦労話と、子供の頃からの自転車にまつわる思い出話を語っています。
「佐渡晩夏」
この文は、8月の下旬に小木港から上陸して輪友とともに4日間かけて佐渡島を巡った時の様子を綴ったサイクリング紀行です。
「旧道を探る(6)」
この記事は旅を目的とするサイクリストに向けた旧道や旧峠の探訪をしようという企画の連載で、文章に加えて、地図やコマ地図そして写真も交えながらルートを案内しています。今回は「石畳の旧道と足柄幹線林道」と題して、旧東海道第二弾となる箱根路を走っています。そのルートは、箱根湯本駅を出発して旧東海道に入り七曲、箱根関所跡、元箱根を経由して国道1号で強羅へ。そこからは足柄幹線林道を走って小田原に向かう42km程の道のりとなっています。
「旧道実走レポート」
この記事は、旧道を実走した読者からの投稿レポートです。今回は、「笹子峠」「旧大山街道」「旧天城峠」について、6件のレポートが寄せられています。
「INFORMATION」
このコーナーでは、自転車関連の情報を紹介しています。今回は、第1回全国クラブ対抗競技大会となる「スギノカップ」の開催告知、ベロ出版社も出展予定の「'83サイクルショー」の開催案内、「'83国際ロードレース大会」の開催予定、山岳サイクリング研究会からの冬季山地ツーリングの情報提供依頼が掲載されています。
「ファミリーサイクリング 家族走る」
この記事では「今、拡がりつつあるファミリーサイクリング考」と副題を付けて、この頃に広がりつつあったファミリーサイクリングを取り上げています。ここではファミリーサイクリングを楽しんでいる二組の家族にインタビューした話と、今井家のファミリーサイクリングについて書かれています。
「アルミ素材のBMX」
この記事では、この頃から徐々に手掛けられ始めたアルミフレーム車の一例として、山邦鉄工が手がけているBMXのプロトタイプ車を紹介しています。
「製品MEMO」
このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今回は、プロターの1/9スケールモデル3車種、スギノのクランク「PX」「GT」「GS」、サンツアーのディレイラーセット「トライメック」とシールドベアリングプーリー、タンゲのユニバーサルBBユニット、ビットーレジャンニ製のナガサワオリジナルタイツ、他を取り上げています。
「New Cycling Salon」
このコーナーでは、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載しています。今回は「三つの隧道」と題した以前NC誌に掲載された紀行文に出てきた「オカリナの里」を目指したサイクリング紀行と、「北からの便りと異常なパンク」と題した北海道大学サイクリング部員からの初日の出ランの報告とチューブラータイヤを3週間で16本パンクさせた報告が届いています。
1983年3月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ユーラシアグラン プリミティーフ」でした。


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