店主プロフィール(自転車編)
このブログは「自転車とクルマ」に関する古物商の開業を目指す店主のブログです。
今回は、店主プロフィール、特に自転車に関することに的を絞って記そうと思います。
自転車自体は、子供のころから乗っておりました。小学生の頃は、自転車によって行動範囲が飛躍的に広まって、嬉々として遠乗りをしていました。話はそれますが、最近の小学生には、学区外に自転車で行ってはいけないという規則があると聞きました。これも時代の流れなのかもしれませんが、この話を聞いたときは、正直大変ショックでした。今の子供達は、どのようにして冒険心と見聞を広める力を体得しているのでしょうか。
自分の話に戻りますが、中学校に入るとサイクリング車を買ってもらいました。薄い緑色をした宮田のルマン。行動範囲はさらに広がり、友達と都内でサイクリングしたり、筑波山へ走りに行った記憶もあります。
自転車で遠くへ行くのは、もちろん楽しかったのですが、小学生の頃からもうひとつ自転車でのめりこんでいたことが速く走ることでした。スピードへの興味は年を重ねても変わることは無く、高校にあがると、自転車競技部に入部しました。高体連の登録選手として走っていたのは1年程でした。
その後、暫く自転車を離れていました。運転免許を取得すると、スピードへの魅力はバイク、そしてクルマへと移っていきました。
15年余りのブランクの後、自転車趣味の世界に足を踏み入れることとなりました。きっかけは、私の遊びの師匠が主催している自転車イベントを手伝ったことでした。これは、「コンクールデレガンス」という自転車の品評会を主とした走らないイベントでした。そこに出品されるクラシカルなスタイルの自転車たちは、自分が高校生の頃、憧れながらも到底手に入れることができなかった(カンパニョーロとかの)部品てんこ盛りでした。このイベントをきっかけに、クラシック部品を求めて、文字通り全国をクルマで走り回りました。その一部顛末を師匠が雑誌に投稿し、以来見知らぬ同好の氏から声がけいただくことが増えるとともに、諸先輩方から顔と名前を覚えたいただいたように思います。
自転車趣味(ドロ沼)に足を踏み入れてから、かれこれ25年。現在は、スチールフレームの自転車を愛好するサイクリストです。所有する自転車の車種は幅広く、競技系では、トラックレーサー、ロードレーサーはダブルレバーのクラシックなものからデュアルコントロールレバーにスローピングフレームのものまで。ツーリング系は、スポルティーフ、ランドナー、ツーリズム等、日・仏の自転車を保有しております。乗るほうでは、トラックレーサーに乗って競輪場での練習会やベロドロームでの競技会に参加したり、ランドナーでは、カーサイクリングを中心に楽しんでいます。
サイクリング以外では、自転車イベント運営スタッフとしてオーナーズミーティングやコンクールイベントに1990年代中頃から関わっております。オーナーズミーティングでは当日のイベント運営とともに、参加者に配付するパンフレットの製作を担い、企画・取材・撮影・記事執筆等を行っておりました。なかでも、工房の50周年記念として特別編さんしたフレーム番号リストは各所から好評をいただきました。また、(今はなくなってしまいましたが)自転車雑誌の本誌や別冊で、表紙写真の撮影を担当させていただいていた時期がありました。
2020年からは、軒並み自転車イベントが中止になっており、コンクールで出品車を見て眼福を味わわせていただいたり、45度バンクを駆け抜ける喜びを味わうことがかなわなくなってしまっています。早く、このような状態を脱することができるようになることを待ち望んでおります。
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