渡辺捷治製作所

 埼玉県八潮市にある、渡辺捷治製作所。店主は、工房が千葉県松戸市にあった頃からかれこれ30年以上お付き合いいただいているフレームビルダーさんです。

SW-WATANABEで知られるフレームは、愛好家の中では乗りやすいと評判の高いビルダーさんです。車種もトラックレーサーからランドナーまで、幅広く製作することができます。

かつて、NJS登録していた時代は、多くのトップレーサーが使用しており、千葉55期の鈴木誠選手がSWのフレームで競輪グランプリを優勝したことがあります。

店主は、トラックレーサー、ランドナーのフレームをオーダーした経験があります。いずれも癖のない、踏んだ以上にスーッと進む、乗り手に負担を感じさせない乗り心地が「乗りやすい」とサイクリストが口々に言う秘密ではないでしょうか。

そんな、素晴らしいフレームを生み出す渡辺捷治さんの工房が、今、存続の危機にあると耳にしました。色々とお世話になってきた店主としても、何とかしたいとは思いますが、微力な一個人では如何ともしがたく、もどかしい限りです。

そこで、せめてもと思い、轍堂では渡辺捷治製作所に少しでも興味を持っていただけるよう、この投稿をさせていただきます。

先ずは、渡辺捷治製作所のサイトご紹介です。

https://sw-watanabe.net/

こちらは、渡辺捷治さんの兄上が運営されているサイトです。渡辺捷治製作所の住所、電話番号などの情報はもとより、渡辺捷治製作所の成り立ちなどについても掲載されています。興味を持たれた方は是非一度サイトを訪れてみてください。

次に、轍堂にある渡辺捷治製作所関連の商品ご紹介です。

先ずは雑誌を2冊

2007年に発売された「自転車人」と2011年に発売された「シクロツーリストVol.3」です。これらの本は、全国のフレームオーダーが可能な主な工房を特集しているものです。

どちらにも、SW-WATANABEを生み出す渡辺さんが紹介されています。

                   

そして、既にお分かりの方もいらっしゃると思いますが、この2冊、いずれも表紙は渡辺捷治さんご本人が表紙を飾っています。このことからも、SWがどのレベルのフレーム工房なのかということを感じていただけるのではないでしょうか。
より、SWフレームのことをお知りになりたい方は、是非この2冊を手に入れてください。

最後にご紹介するのは、SW-WATANABEのフレームです。
こちらはトラックレーサーのフレームです。轍堂にご来店いただければ、こちらのフレームでSW-WATANABEの作りや仕上がり等を、ご自身の目で確かめていただくことができます。

轍堂は、この素晴らしい工房の灯が消えないよう、願ってやみません。

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