春日部とニューサイクリング

 少し前ですが、店が休みの平日に用事があって、春日部駅周辺を歩く機会がありました。用事を済ませて店へ戻る途中、小さな公園に自転車を持った人物像の美術作品があるのを見つけました。

作品がある公園は、こじんまりとした感じです。

帽子にコート姿の男性が自転車を片手に佇んでいるといった風情です。

場所は、粕壁東一丁目バス停のすぐそばにあるまちなみ公園というところです。

作品は「旅人・樹陰」という名で、池田宗弘さんという方が1992年に制作されたもののようです。

自転車に関係した美術作品が、店のごく近くにあるのは何か縁があるな、と思いながらふと横を見ると駐輪場がありました。

どうやら、ここは既に閉鎖されてしまっているようでしたが、さらによく見てみると入り口のすぐ横にこんな看板を見つけました。

どうやら、この駐輪場は競輪の補助を受けて作られたようです。それで、隣の公園に自転車の像があったのですね。納得です。

と、ここまではその日の出来事だったのですが、この話には後日談があります。

ここからは、轍堂の商品紹介ともつながるお話です。

先週のことですが、店内で自転車雑誌ニューサイクリングの棚を整理しているとき、ふと、ある号が目に付きました。「あれ、この表紙の写真はどこかで見たことがあるな」と思いながら、目次の表紙写真の項を見ると・・・
なんと、先日見かけた公園の像ではありませんか。ニューサイクリングの1996年4月号(No.382)の表紙写真は、まちなみ公園にある「旅人・樹陰」でした。

轍堂から歩いてほんの数分のところに自転車関係の美術作品があり、しかもその作品が自転車雑誌の表紙を飾っている。さらに、その雑誌が轍堂の商品棚に並んでいるなんて、なんというめぐり合わせでしょうか。

轍堂が春日部に店を構えたのも何かの縁。
この号のニューサイクリングは、自転車愛好家の方のみならず、春日部にお住まいの方にも手に取っていただきたい1冊です。

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