自動車「進化」の軌跡

 本日の1冊

今回は「自動車「進化」の軌跡」を取り上げます。


同書は、自動車の歴史を技術の進歩という面からとらえた1冊で、1999年に発行されています。

自動車の歴史は蒸気自動車から始まっていますが、第1章「自動車の誕生」ではその前史として蒸気エンジンの発明から述べられています。その後は蒸気自動車の誕生、ガソリン自動車の登場と続きます。

第2章以降は「FR方式の確立」「再びRR車の台頭と衰退」「FF車の誕生と発展」「4WD車の誕生と発展」と各駆動方式との関連性に触れながら進められています。

「自動車「進化」の軌跡」は図版もふんだんに用いられています。ただし、登場する写真は所謂クラシックカーがほとんどで現代のクルマはほとんど登場しません。という点から、同書は自動車の誕生から現代に繋がる技術的礎が確立してくるまでの技術発達史が網羅されていると考えるのが良いと思います。

また、同書の前書きで著者は「本著は参考書としてではなく、読み物として読んで頂くことを期待しています。」と記しています。したがって、あまり難しく考えずに、クルマの技術発達の歴史物語というとらえ方で読まれるのが、最も楽しく読み進められるのではないでしょうか。

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