0808私が愛した自転車パーツ
本日の1冊
今回は「私が愛した自転車パーツ」を取り上げます。
「私が愛した自転車パーツ」は、自称「マニアのなれの果て」である著者が自分の好きな部品やエピソードの面白い部品をまとめたもので、2011年に発行されています。取り上げられている部品たちはあくまで著者の好みであり、歴史的な流れとか技術的考察があるわけではありません。ただし、好みにはある程度偏りがあるものです。登場する部品の年代はある程度の範囲、1960~70年代を中心に1950年代と1980年代の部品も少し、1990年代以降のものは取り上げられていないといったイメージかと思います。
内容は大きく3つのパート「駆動系と足周り」「インターフェイス」「なくてはならない部品たち」という構成になっています。それぞれのパートで取り上げられているのは、部品の部位であったり、メーカーであったりします。取り上げられる部品は、1点1点写真が掲載されています。さらに部品は各部位ごとに最も好きな1点ではなく、好きなもの数点が取り上げられています。同書は、パーツカタログ的な側面を持っているとも言えるかもしれません。
「私が愛した自転車パーツ」は、著者と同年代でサイクリングをされている方や1960年代・70年代のパーツを愛好されている方には志向の共通性があるのではないかと思います。パーツは写真とともに著者の解説や思い入れなども語られていますので、趣味が合えば楽しく読める1冊ではないかと思います。
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