サイクルパーツオールカタログ2002
本日の1冊
今回は「サイクルパーツオールカタログ2002」を取り上げます。
「サイクルパーツオールカタログ2002」は、自転車パーツのカタログ誌です。毎年発行されており同書は2002年版になります。掲載品は、ジャンル的にはMTB、ロードが中心になっています。扱っているのはスポーツサイクルといわれる自転車の範囲で、軽快車のようないわゆる一般車とか実用車といわれる車種のパーツ類は取り上げていません。
掲載内容は、自転車の各パーツ単体と工具やケミカル、アクセサリー類となっています。各パーツは、写真が1枚、それに簡単な説明と当時の希望小売価格を載せています。なお、同書にフレーム単体は掲載されていません。
「サイクルパーツオールカタログ2002」に掲載されているパーツを見ると、クランクのデザインが現在と比べると細身だったり、変速機やブレーキにシルバーのパーツが多くあったりしています。この時代の最新パーツは、現代パーツを使用して古風なランドナーを組もうというユーザーに使用されていたものが多くあります。
これらの部品は、一部のランドナー乗りに見た目はクラシカルだけれども使い勝手は最新式のパーツで、特に変速を楽に行えるといったメリットを享受するランドナーに最適なパーツとして好まれていました。
「サイクルパーツオールカタログ2002」は、ロードやMTB乗りが当時モノのレストアをする際の資料として。さらにランドナー乗りにはクラシカルに見えるけれども現代の機能を持ったランドナーを組む際のパーツ候補のリストとして役に立つ1冊になることと思います。
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