ロードバイク進化論
本日の1冊
今回は「ロードバイク進化論」を取り上げます。
「ロードバイク進化論」は、ロードバイク(ロードレーサー)の進化について書かれた書籍で、2010年に発行されました。
同書では、「フレーム」「コンポーネント」「ドライブトレイン」「パーツ」「ウエア・ギア」の進化論として、近代から現代にかけての進化をたどっています。年代的に言うと、帯には100年の歴史と謳っています。が、各部品の部位によって進化が始まった時期は大きく違います。従って、各章とも100年ほど前の黎明期についての記述はありますが、進化の歴史はまちまち。例えば、ドライブトレインのペダルの項では、ビンディングペダルが登場した1980年代からの話が中心で1970年代に登場したチネリのM-71への言及はあるもののトークリップ・ストラップについては言及していません。
進化論とか歴史というと何か堅苦しい教科書的な内容を想像するかもしれませんが、「ロードバイク進化論」は比較的最近の内容が多くなっていてます。そして、その内容も抽象的だったり、理屈っぽいというものではなく、具体的なメーカー名や製品名で語られています。ベテランだけではなく最近ロードに乗り始めたといった方々でも親しみやすい歴史書といってよいと思います。
コメント
コメントを投稿