ニューサイクリング 1990年12月号(No.318)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1990年12月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1990年12月号は、通巻318号です。
カラーの口絵は、「MTB世界選手権」「ツール・ド・北海道」「魔物について」です。
318号の目次をページ順に追うと、
20 NC道案内
28 '90IFMAケルンショー
33 アナハイムインターバイクエキスポ
38 第4回ツール・ド・北海道
48 私をとらえる魔物について
60 十年目再訪の旅 秋葉みち 2
68 じゅん子とひろが世界戦を切る! プラス女の視点
74 メディカルコントロール室から見た世界選手権
78 小嶋敬二インタビュー
86 情けない話(3)
97 モノディスプレイ
98 NCクラブハウス シマノドリンキング
100 NCエイドステーション
102 ジャイアント91ニューモデル
103 NC情報通
104 My wayside 浪枕月浅妻
111 '90年総目次
となっています。
主な記事を紹介すると、
「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは、地蔵峠・開田高原を紹介しています。
「'90IFMAケルンショー」は、東西ドイツの合併を目前に控えたケルンで開催されたショーの、スギノテクノの杉野安氏によるレポートです。
「アナハイムインターバイクエキスポ」は、アメリカで開催されたインターバイクショーのシマノアメリカ社員によるレポートです。
「第4回ツール・ド・北海道」は、道南で6日間にわたって開催されたツール・ド・北海道のレースレポートです。
「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はアレックス・サンジェのランドヌーズです。解説文では、オーナーの自転車遍歴と走り方等について綴っています。自転車とそのディテールについては、13点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「実走用旅行モデル」となっています。
「十年目再訪の旅 秋葉みち 2」は、長野県から静岡県までの秋葉街道を往くサイクリング紀行の連載です。今回は「しらびそ峠・下栗・紙町・青崩峠旧道・秋葉詣」です。
「じゅん子とひろが世界戦を切る! プラス女の視点」は、当時テレビリポーターをされていたしたらじゅん子氏と編集部の今井千尋氏による、女性の視点から見た自転車競技の魅力を語り合う対談記事です。
「メディカルコントロール室から見た世界選手権」は、コミッセールとしてメディカルコントロールの仕事に携わった筆者による世界選手権のレポートです。
「小嶋敬二インタビュー」は、現在現役競輪選手として800を越える勝利を挙げている、当時大学生だった小嶋選手へのインタビュー記事です。
「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「M町ポンプ事件」と題して、地元のレースイベントにメカニックとして参加した際、自分の自転車のタイヤに空気が入れられなかったり、クイックレリーズの使い方を理解していない参加者がいることに驚いた話です。
「自転車考 自転車と人との付き合いを考えてみよう」は、自転車技術研究所の所長を務めた筆者による、自転車をどのようにして育てていくべきかということを筆者の視点から述べた連載です。今回のテーマはいつもと違う話題として、この年に日本で行われた世界選手権に寄せた文を掲載しています。
「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号では、シマノの「デュラエース・デュアルコントロールレバー」、コンポは「600アルテグラ」と「デオーレXT」。チネリの「チャンピオンドゥモンド」「ジロデイタリア」「クリテリウム」等のモデルにブレーキケーブル用のミゾが入った「グローブド」等が紹介されています。
「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「シマノ・ドリンキング」から記事が寄せられています。
「NCエイドステーション」は、読者からの投稿による、実走レポート他が掲載されています。
「ジャイアント91ニューモデル」は、ジャイアントの新型MTB3車種を紹介しています。
「My wayside」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「浪枕月浅妻(ナミマクラツキノアサヅマ)」です。
1990年12月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。
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