ニューサイクリング 1990年1月号(No.306)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1990年1月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1990年1月号は、通巻306号です。

カラーの口絵は、「魔物について」「'89スーパークリテリウム」「ハンドメイドバイシクルショー」です。

306号の目次をページ順に追うと、

 24 特集・新春エッセイ集 輝いて見えた時 ヒューマンエンジンのエクスタシー

 58 新世代バイシクルメッセージ

 76 NC道案内

 84 市川雅敏インタビュー 告ぐ、僕に続くプロフェッショナル達へ

 92 私をとらえる魔物について

102 90年世界選手権プロロード日本代表候補選考競技会

106 第13回日刊スポーツ・サイクル・グランプリ

108 シクロクロスミーティング・シーズン89~90 第一戦

109 NCエイドステーション

115 モノディスプレイ

118 シマノSTIシステム

122 NCクラブハウス(名古屋サイクルフレンズ)

124 NC情報通

126 第15回NCラリーメモリアル

となっています。

主な記事を紹介すると、

「特集・新春エッセイ集」は、1月号恒例の特集です。この年は「輝いて見えた時 ヒューマンエンジンのエクスタシー」と題して10本のエッセイが掲載されています。

「新世代バイシクルメッセージ」は、新素材や新製法を導入したフレーム製作に注目した記事です。新素材や新製法を取り入れた例として、パナソニックカーボンモノコック、ミヤタAPA工法、BSレイダックセラミック等が紹介されています。また、「新素材バイクインプレッション」として5台のロードと6台のATBの試乗記を掲載してます。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズとして1989年から始まった連載です。新年最初となる連載7回目に紹介しているコースは、三重・岐阜県境の養老山地にある、石津山から多度山の尾根沿いのコースです。

「市川雅敏インタビュー 告ぐ、僕に続くプロフェッショナル達へ」は、プロ生活3年目を終えオフシーズンで一時帰国したプロロードレーサーの市川雅敏選手へのインタビュー記事です。

「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回は片倉のシルク・キャンピングを取り上げています。オーナーは自転車に対する思いと、海外サイクリングの思い出を語っています。自転車とそのディテールは、14点の写真と解説文が添えられています。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「キャンピング車のキャリアに関して」となっています。

「90年世界選手権プロロード日本代表候補選考競技会」は、群馬CSCで開催された世界選手権の日本代表選考会の取材記事。プロ選手3名(森幸春、高橋松吉、三浦恭資)とアマチュア選手5名(川崎、橋詰、吉野、浅田、安原)に競輪選手16名を加えた24名による210kmのレースをレポートしています。

「第13回日刊スポーツ・サイクル・グランプリ」は、11月に西湖の公道周回コースで行われたロードレースの取材レポートです。

「シクロクロスミーティング・シーズン89~90 第一戦」は、11月に岡谷で開催されたシーズン第1戦のレースレポートです。

「NCエイドステーション」は、1989年6月号の「NC道案内」で紹介された杖突峠の、読者による実走レポートです。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。1月号では、カンパやマビックのATBリム、TAのATB用ダブルリングやBBシャフト(#376)等が紹介されています。

「シマノSTIシステム」は、シマノのオフロード・コンポーネントに導入されたSTIシステムの紹介と、XTを装備したATBの試乗レポートです。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「名古屋サイクルフレンズ」から記事が寄せられています。

「NC情報通」は自転車関連のイベントや製品等を紹介するコーナーです。1月号では「新刊書ガイド」として、「チベット高原ひとり旅」「おとうさんとサイクリング」「愛知の100山」「スポーツバイシクル No.4」が取り上げられています。

「第15回NCラリーメモリアル」は、11月に御殿場で開催されたニューサイクリング読者ラリーのレポートです。記事には、参加者が集合した記念写真が掲載されています。

1990年1月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。

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