ニューサイクリング 1990年2月号(No.307)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1990年2月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1990年2月号は、通巻307号です。
カラーの口絵は、「魔物について」「ミラノショー」です。
307号の目次をページ順に追うと、
20 新世代ATBコンポ サンツアーVSシマノ
36 NC道案内 県道沼津土肥線
42 第51回ミラノショー見物記
50 続・奥多摩走り旅
60 私をとらえる魔物について
70 ベルナール・イノー インタビュー
74 心に吹く風 新・競輪時代
82 女性初心者のサイクリング事情
86 移動審判から見たツール・ド・北海道
92 ラティードプロ CF+Ti・コンポジットでATB
94 NCクラブハウス(6) 港サイクリングクラブ
105 モノディスプレイ
106 NCエイドステーション
108 NC情報通
となっています。
主な記事を紹介すると、
「新世代ATBコンポ サンツアーVSシマノ」(注:本文のタイトルでは「シマノVSサンツアー」となっています)は、同時期にモデルチェンジしたシマノ・デオーレXTとサンツアー・XCプロを取り上げて、製品紹介とインプレッション、さらに両メーカーへのインタビュー記事を掲載しています。
「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズとして1989年から始まった連載です。今回のコースは、「西伊豆シーサイド・スポルティフコース」と題して県道沼津土肥線を紹介しています。
「第51回ミラノショー見物記」は、11月に開催されたミラノショーの視察レポートです。この年は、アメリカでおこっったATBブームが欧州にも上陸した影響により、出展者も見物者もATBへの関心が集中していた様子を伝えています。
「続・奥多摩走り旅」は、友人とともに2人で走ったサイクリング紀行です。ルートは、世田谷から和田峠・鶴峠を越えて小菅村泊。翌日は今川峠・犬切峠を走って帰路についています
「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はアマンダの小径ロードです。オーナーの解説は、自身のサイクリングと出会うまでの思い出。そして、前後24インチ、後輪にはアマンダ製カーボンディスクを使用したロードを紹介しています。自転車とそのディテールは、11点の写真と解説文が添えられています。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「カーボン・チューブのフレーム」となっています。
「ベルナール・イノー インタビュー」は、選手引退後にルック社の開発スタッフとなり、そのルックの新製品プレゼンテーションの為来日したイノー氏にインタビューした記事です。
「心に吹く風 新・競輪時代」は、杉野安氏によるヨーロッパのレース事情と、日本のプロスポーツとしての競輪に対する提言を色々と綴っています。
「女性初心者のサイクリング事情」は、女性の初心者サイクリストに起こったイベントでのアクシデントを例に挙げて、自転車を使いこなしていくための問題点を提起しています。
「移動審判から見たツール・ド・北海道」は、レース中の移動審判を務めた筆者が、選手やチームに対して移動審判のいるレースでの対応について提言しています。
「ラティードプロ CF+Ti・コンポジットでATB」は、新素材専門のフレーム・メーカー「ラティードプロ」が発表したカーボンとチタンのコンポジットチューブを前三角に採用したATBフレームの紹介です。
「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「港サイクリングクラブ」から記事が寄せられています。
「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。2月号では、ルックのフレーム・ペダル・シューズやキャノンデールやパナソニックのATB、丸石エンペラーのファニーバイク(901SXR)等が紹介されています。
「NCエイドステーション」は、1988年3月号の「ニューパスハンティング」で紹介された「静岡・竜爪山」の、読者による実走レポートです。
1990年2月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクルの「レイダック」でした。
コメント
コメントを投稿