ニューサイクリング 1990年8月号(No.314)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1990年8月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1990年8月号は、通巻314号です。

カラーの口絵は、「魔物について」です。

314号の目次をページ順に追うと、

 20 ATBの魅力を探る

 40 私をとらえる魔物について

 52 NC道案内

 60 世界選手権ファイナルカウントダウン・パートIII

 72 競輪選手の自転車(2) 舞台裏のドラマ

 78 NCテスティングギヤリポート

 82 全日本アマチュア選手権

 92 NCクラブハウス MTC

 94 自転車考 人と自転車の付き合いを考えてみよう

 96 NCエイドステーション ツーリングレポート

103 モノディスプレイ

104 My wayside 又三郎

107 NC情報通

108 90壱岐サイクルフェスティバル

となっています。

主な記事を紹介すると、

「ATBの魅力を探る」は、当時ブームとなっていたATBを大々的に取り上げたもので、「あなたにとってのATB」「ATBミニカルチャー」「ATB遊びのバリエーション」「スーパーエッセイ」「ベストのツーリング車はどれだ!」の5章立て20ページを使った8月号の特集です。

「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はトロンシェのランドヌーズです。解説文では、オーナーの自転車との関わり合いや、トロンシェをオーダーすることとなったいきさつが述べられています。自転車とそのディテールについては、14点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「フランス的機能美に関する考察」となっています。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは、入笠山・高遠町道高峰線を紹介しています。

「世界選手権ファイナルカウントダウン・パートIII」は、この年に初めて日本開催となる世界選手権に向けた連載特集です。今回は、ナショナル・コミッセールによる世界戦の種目別観戦ポイント解説と、世界戦組織委メンバーへのインタビュー記事が掲載されています。

「競輪選手の自転車(2) 舞台裏のドラマ」は競輪の世界を機材を作る側にいた筆者による、選手と機材というテーマに迫っていく連載記事です。今回は、競輪選手がフレームを新しく作る理由と、その際に重要視していることについて解説しています。

「NCテスティングギヤリポート」は、シマノ「SPDシューズ&ペダル」と、 アラヤ「マディフォックスMF700CXC-K」の製品紹介と試乗レポートです。

「全日本アマチュア選手権」は、世界選手権自転車競技大会代表選手選考会となったレースの取材レポートです。栃木県宇都宮市で行われた個人ロードレースは、男子が大石一夫選手、女子が堀弘乃選手が優勝。山梨県境川市で行われたピストは、1000mTTの小嶋敬二選手他が代表に選出されています。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「MTC」から記事が寄せられています。

「自転車考 自転車と人との付き合いを考えてみよう」は、自転車技術研究所の所長を務めた筆者による、自転車をどのようにして育てていくべきかということを筆者の視点から述べた連載です。今回のテーマは「自転車の形を読む(その3)」です。

「NCエイドステーション」は、読者からの投稿による、荒船山から黒滝山までのツーリング・レポートと、分杭峠周辺の林道情報が掲載されています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号では、マイナーチェンジしたカンパニューロの「ユークリッド」「オリンパス」やパールイズミ秋冬コレクション、三連勝の新製品等が紹介されています。

「My wayside」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「又三郎」です。

「90壱岐サイクルフェスティバル」は、6月に長崎県で開催された第2回大会の優勝者紹介です。

1990年8月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。

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