ニューサイクリング 1991年2月号(No320)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1991年2月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1991年2月号は、通巻320号です。

カラーの口絵は、「美・Bicycle Tune」「魔物」です。

320号の目次をページ順に追うと、

 20 美・Bicycle Tune

 40 出羽を巡る峠たち

 48 NC道案内

 56 私をとらえる魔物について

 66 情けない話(5)

 72 テスティングギヤリポート

 78 原石の旅立ち その後

 82 ヘレラの国からブェノス・ディアス

 84 シクロクロスミーティング90~91

 88 MTB世界選手権を日本で、それが夢です

 97 モノディスプレイ

 98 My wayside ゆ

 99 自転車なんでもコレクション展

100 NCクラブハウス チームラバネロ

102 NCエイドステーション

107 NC情報通

となっています。

主な記事を紹介すると、

「美・Bicycle Tune」は、女性サイクリストに焦点を当てた1991年のニューサイクリング年間テーマで今月号の特集です。その一つは3人の女性が綴る「始まりは、こんな事でした」と題した自転車との出会いを綴ったエッセイです。二つ目は女性レーサーによる「私のアメリカン・バイシクルレース」と題した体験レポートの連載1回目。三つ目は女性ライターによるプロロード選手ペドロ・デルガド選手の取材記とアマンダの千葉洋三氏によるヨーロッパプロ選手の動向解説となっています。

「出羽を巡る峠たち」は、2月号から始まったツーリングガイド紀行です。初回は、宮城と山形の県境にある関山峠と山形県の十部一峠を走った紀行です。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは、房総半島の麻綿原・清澄山を紹介しています。

「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はホルクスのクルスルートです。解説文では、オーナーの自転車との関わり合いについて綴られています。自転車とそのディテールについては、15点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「60年代のロード用フレーム」となっています。

「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「地獄の沙汰も取説次第?」と題して、前号から続くクイックレリーズの不適切使用とメーカー完成車の取扱説明書の巧拙を考察しています。

「NCテスティングギヤリポート」は、ジャイアントのATB「ATX-780」と、シマノの「デュラエース・デュアルコントロールレバー」の製品紹介と試乗レポートです。

(注)目次ページでは「テスティングギヤリポート」となっていますが、本文のタイトルは「NCテスティングギヤリポート」となっています。

「原石の旅立ち その後」は、ベルギーへ渡った橋川健選手の本人からの手紙を中心とした活動レポートです。

「ヘレラの国からブェノス・ディアス」は、コロンビアに長期滞在することとなった筆者によるコロンビア自転車レース事情をレポートするシリーズです。今回は、コロンビアの薬物事情を紹介しています。

「シクロクロスミーティング90~91」は、シリーズの第2戦山梨大会、第3戦穂高大会、そして伊那で開催されたナイタークロスと第4戦の編集部員による参戦記です。

「MTB世界選手権を日本で、それが夢です」は、当時の日本マウンテンバイク協会会長へのインタビュー記事です。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号では、コルナゴの「C-35レーシング」「C-35MTB」や、カンパの91年モデル「ブレット・シフティングシステム」、ボッテキア「クロノストラーダ・センチュリー等が紹介されています。

「My wayside」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「ゆ」です。

「自転車なんでもコレクション展」は、自転車文化センターイベントホールで開かれた、完成車から部品・用品、カタログ、雑貨まで自転車関連グッズが幅広く出品された展示会の開催報告です。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「チームラバネロ」から記事が寄せられています。

「NCエイドステーション」は、読者からの投稿による、秋の近江路を往くサイクリングとバーベキューを行ったレポートが掲載されています。

1991年2月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。

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