ニューサイクリング 1991年7月号(No325)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1991年7月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1991年7月号は、通巻325号です。
カラーの口絵は、「美・Bicycle Tune」「魔物について」です。
325号の目次をページ順に追うと、
20 とっても充実した楽しい1日
22 したら じゅん子VS高橋松吉
28 私のアメリカンバイシクルレース
32 赤鬼(ペイト)のファニーマシン
42 NC道案内
50 私をとらえる魔物について
62 メカニック イン USA
66 新前マネージャーは大奮戦
68 原石の旅立ち 4
72 オリベッティ・ツールド・ジャポンEAST
74 国際サイクルロードレース大会
80 91宇都宮国際サイクルロードレース大会
82 シマノ・レーシングチーム ヨーロッパ遠征レポート
86 情けない話(9)
90 上海アレコレよもやま話
95 パナソニック・マウンテンキャットカップ
96 カンパニョーロ・ケンタウルをテストする
101 モノディスプレイ
102 シマノ工業創立70周年工場見学104 NCクラブハウス
106 NCエイドステーション
109 NC情報通
となっています。
主な記事を紹介すると、
「とっても充実した楽しい1日」は、女性サイクリストに焦点を当てた1991年のニューサイクリング年間テーマ「美・Bicycle Tune」の7月号特集のひとつです。今回は「私の丸石ロード参戦記」と題して、三連勝朝練クラブに所属する女性選手の参戦記を掲載しています。
「したら じゅん子VS高橋松吉」は「美・Bicycle Tune」二つ目の記事です。バイシクル・ジャーナリストのしたらじゅん子氏と、当時、プロロード選手を引退して間もない高橋松吉氏との対談記事です。
「私のアメリカン・バイシクルレース」は、「美・Bicycle Tune」三つ目の記事で、サカエUSAの社員としてレース体験を積んでいる筆者による連載のレポートです。連載6回目は、初めて参加したアメリカでのトラックレースについてレポートしています。
「赤鬼(ペイト)のファニーマシン」は、国際競輪にも参戦しているオーストラリアのスティーブン・ペイト選手が、全日本プロ選手権のスプリント用マシンを三連勝で製作する経過を追ったレポート。マシン製作記は当時のシクロウネ・チーフビルダー、牧野政彦氏によるもので、ペイト選手のプロフィールはしたらじゅん子氏がレポートしています。
「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは、群馬県・赤城山・関東ふれあいの道を紹介しています。
「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はペガサスのCATです。解説文では、オーナーが自転車を乗り始めた経緯と自転車その他の趣味などについて書かれています。自転車とそのディテールについては、13点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「CATについて」となっています。
「メカニック イン USA」は、アメリカ車連のメカニックを務める筆者による、メカニック視点でのアメリカチーム活動レポートです。今回は筆者が製作したフレームに関する詳細と、アメリカで行われている風洞テストについて伝えています。
「新前マネージャーは大奮戦」は、この年からフランスのルイゾン・ボベセンターに滞在してヨーロッパのプロロードレースを走っている橋詰一也・浅田顕・安原昌弘の各選手に同行している橋詰選手夫人によるヨーロッパレースレポートです。今回は、日本人選手の人気ぶりと、ヨーロッパでのレース移動事情を伝えています。
「原石の旅立ち」は、ベルギーへ自転車修業に旅立った橋川健選手によるレポートの連載です。今回は、ベルギーでの薬物事情について伝えています。
「オリベッティ・ツールド・ジャポンEAST」は、富士スピードウェイで開催されたロードレースに参加したサラリーマン・レーサーによるレース参戦記です。
「国際サイクルロードレース大会」は、東京大会・名古屋大会の男女レース。それと、堺市で開催された大阪大会、16名の海外招待選手を含めた39選手による女子レースの模様をレポートしています。
「91宇都宮国際サイクルロードレース大会」は、90年世界選手権を記念して開催されたレース。日本のプロロード(三浦・浅田・安原・森)選手に外国からの24名の招待選手と、アマチュア選手により繰りひろげられたレースの取材リポートです。
「シマノ・レーシングチーム ヨーロッパ遠征レポート」は、ヨーロッパへ遠征することとなったシマノの5選手のレースレポートです。今回はオランダに拠点を構えることとなった選手達の初レースと2回目のレースの様子を伝えています。
「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「インゴーオヤジの娘」と題して、MTBのブレーキレバーと手元シフトの左右、それに対応する前後の関係に対する矛盾とその解決策について考察しています。
(注)目次では「情けない話(9)」となっていますが、実際は連載10回目で、本文は「情けない話(10)」となっています。
「上海アレコレよもやま話」は、マエダ工業勤務の筆者による中国・上海の様子を伝えるレポートの連載です。今回は上海の空港と交通状況を伝えています。
「パナソニック・マウンテンキャットカップ」は、滋賀県伊吹山で開催されたMTBレースの開催レポートです。なお、この記事ですが、目次では95ページと出ていますが、本文は94ページに掲載されています。
「カンパニョーロ・ケンタウルをテストする」は、目次には題目が出ていませんが「NCテスティングギヤリポート」です。今回は、カンパニョーロのMTBコンポーネント「ケンタウル」の製品紹介と試乗レポートです。
「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号では、サンツアーの新製品「XCプロ・ペダル」「ヘッドパーツ・HS-ST00」、改良されたカンパニョーロの「レコード・ブレーキレバー」と「デルタブレーキ」等が紹介されています。また、今回はプレゼント企画として、浅田顕選手のサイン入りブロマイドのプレゼントが紹介されています。
「シマノ工業創立70周年工場見学」は、シマノの本社工場と山口工場見学会のフォトレポートです。
「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「NCTC京都」から記事が寄せられています。
「NCエイドステーション」は、4月号のロードレーサーに乗れないという記事に対する解決策の読者からの投稿です。
1991年7月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。
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