ニューサイクリング 1991年8月号(No326)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1991年8月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1991年8月号は、通巻326号です。

カラーの口絵は、「美・Bicycle Tune」「魔物について」です。

326号の目次をページ順に追うと、

 20 聞いてください私の一言

 22 したら じゅん子VS鷲田紀夫

 28 私 レースに出ちゃった!

 32 私のアメリカンバイシクルレース

 34 ぐずぐすウダウダ言っているワッガママレディースをピッカピカアクティブにしましょうよ!

 50 NC道案内

 56 出羽を巡る峠たち 6

 62 標高二千の散歩道

 70 私をとらえる魔物について

 81 新前マネージャーは大奮戦

 84 原石の旅立ち 5

 86 シマノ・レーシングチーム ヨーロッパ遠征リポート

 90 情けない話(10)

 94 上海アレコレよもやま話2

 99 モノディスプレイ

100 NCクラブハウス 

102 NCエイドステーション

105 NCテスティングギヤリポート

107 NC情報通

となっています。

主な記事を紹介すると、

「私の一言」は、女性サイクリストに焦点を当てた1991年のニューサイクリング年間テーマ「美・Bicycle Tune」の8月号特集のひとつです。第1回から女性レーサーだけで行ってきた合宿の第5回合宿の幹事を務める女性による、合宿参加を呼び掛ける一言が掲載されています。

「したら じゅん子VS鷲田紀夫」は「美・Bicycle Tune」二つ目の記事です。バイシクル・ジャーナリストのしたらじゅん子氏と、当時の日本マウンテンバイク協会会長である鷲田紀夫氏との対談記事です。

「私 レースに出ちゃった!」は「美・Bicycle Tune」三つ目の記事です。初めてのレース参加で、富士スピードウェイで行われたオリベッティ・ツール・ド・ジャパンEASTのレディスクラスに出場した参加者による、レース参戦記です。

「私のアメリカン・バイシクルレース」は、「美・Bicycle Tune」四つ目の記事で、サカエUSAの社員としてレース体験を積んでいる筆者による連載のレポートです。連載7回目は、トラックで行われたナイトレースの参戦レポートです。

「ぐずぐすウダウダ言っているワッガママレディースをピッカピカアクティブにしましょうよ!」は、女性スポーツインストラクターによる、自転車雑誌が取り上げる女性のイメージに対する意見を述べています。

目次にはありませんが、本文42ページからは「マウンテンバイクレースの女性達」が掲載されています。ここでは「なぜ、女性は強いの?」と題して、男性レーサーに比べて女性レーサーがなぜ強いのかという私的考察を披露しています。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは、会津の赤留峠・はた峠・海老山峠を紹介しています。

「出羽を巡る峠たち」は、ツーリングガイド紀行の連載です。今回は、笹谷峠・二口峠・鍋越峠・二井宿峠・金山峠・柏木峠を紹介しています。

「標高二千の散歩道」は、夏の暑い時期に北八ヶ岳に点在する神秘的な池を訪ねて走ったサイクリング紀行です。

「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はホルクスのスポルティーフです。解説文には、オーナーがサイクリングを始めた頃の話や著名なサイクリストとの出会い、自転車趣味の方向性などについて書かれています。自転車とそのディテールについては、12点の写真とその解説文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「快速 お散歩モデルについて」となっています。

「新前マネージャーは大奮戦」は、この年からフランスのルイゾン・ボベセンターに滞在してヨーロッパのプロロードレースを走っている橋詰一也・浅田顕・安原昌弘の各選手に同行している橋詰選手夫人によるヨーロッパレースレポートです。今回は、日本でのレースの為一時帰国した選手達が帰国前後に参戦したレースのレポートを届けています。

「原石の旅立ち」は、ベルギーへ自転車修業に旅立った橋川健選手によるレポートの連載です。今回は、自分のレースの消極さに気づかされた出来事を綴っています。

「シマノ・レーシングチーム ヨーロッパ遠征レポート」は、ヨーロッパへ遠征することとなったシマノの5選手のレースレポートです。今回は、オランダ・ベルギー・ドイツ各地で開催されたレースの参戦レポートです。

「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「風のたより・その一」と題して、筆者が友人とともに自転車イベントを企画する話の1回目です。

(注)目次では「情けない話(10)」となっていますが、実際は連載11回目で、本文は「情けない話(11)」となっています。

「上海アレコレよもやま話」は、マエダ工業勤務の筆者による中国・上海の様子を伝えるレポートの連載です。今回は、人民元や兌換券といった当時の貨幣事情と地元民の様子を伝えています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号では、カンパニョーロの「8速用カセットフリーボード」、レコードとコーラスの「クリップレスペダル」やTM(TAKAHASHI MATSUYOSHI)オリジナルロードレーサー等が紹介されています。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「輪跡サイクリングクラブ」から記事が寄せられています。

「NCエイドステーション」は、読者投稿による山梨の十谷峠へ行ったツーリングレポートと茨城県の博物館に展示されていたダルマ自転車の情報他が掲載されています。

「NCテスティングギヤリポート」は、コンタックスのコンパクトカメラ「T2」の製品紹介とテストレポートです。

1991年8月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ネオコット」でした。

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