ニューサイクリング 1993年10月号(No352)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1993年10月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1993年10月号は、通巻352号です。

カラーの口絵は、「まものたち」「フォト・スケッチ」です。

352号の目次をページ順に追うと、

 12 まものたち

 24 閑談 ツーリングあれこれ

 36 WXの話

 41 Question

 42 東ドイツ体当り日記

 52 豊予海あたり

 72 Information Opinion Basket

 74 情けない話(37)

 82 NC道案内

 88 NCクラブハウス

 90 情報通

 93 モノディスプレイ

となっています。

主な記事を紹介すると、

「まものたち」は、愛好家にとっての「魔物」といえるマニアックな自転車を紹介していくコーナーです。今回紹介するのは、当時のヨコハマサイクリングクラブ会長が所有するスポルティーフです。自転車の詳細は「ビルダーのことば」としてサイクルショップフルヤの店主である古屋保雄氏のことばや、11点の写真とその説明文、仕様書によって知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「アルミフレームに関する考察」となっています。

「閑談 ツーリングあれこれ」は、ロードレーサーやマウンテンバイクやアルミやカーボンのフレーム供給など大きな転換を経験した当時の自転車界。その中にあって、ツーリングという楽しみ方について今井彬彦編集長とツーリスト2名による、ツーリングにまつわる諸々の話題を語り合う鼎談です。

「WXの話」は、自転車技術研究所の井上重則氏が実用新案を取得したということで、新案の取得経緯とWX(二重綾取り)での車輪組みについて解説しています。

「Question」は、読者からの質問に編集部が回答するコーナーです。今回はフリーとチェーンのトラブルについてNC誌メカニカルアドバイザーの新田眞志氏が回答しています。

「東ドイツ体当り日記」は、ATBでドイツ国内各所を巡った海外サイクリング紀行です。

「豊予海あたり」は、師走の頃に愛媛の内子から佐多岬半島へ向けて走り、フェリーで大分の佐賀関へ渡って国東半島を巡ったサイクリング紀行です。

「Information Opinion Basket」は、「サイクルツーリストに役立つかもしれないコラム」で、イベント情報やインタビュー記事が掲載されています。今回は、この年の長雨と冷夏とアウトドアブームのこと。リレーインタビューは、アマンダスポーツの千葉洋三氏です。

「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「日本人ならやれるII」という題で、この年の雨の日が多い冷夏の話と、当時出始めのハイブリッド(電動アシスト)自転車を取り上げて新しい自転車について考察するとともに、筆者の提唱するMEB(マイクロ・エレクトロニクス・バイク)を解説しています。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回は「越中谷底紀行2」と題して、富山県の利賀川左岸の道を紹介しています。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「アクト・アーミーRT」から記事が寄せられています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、シクロウネの「三連勝20周年記念モデル」やアラヤリムの新製品等を紹介しています。

1993年10月号の裏表紙広告は、「ミヤタ」スーパーリッジランナーでした。

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