ニューサイクリング 1993年11月号(No353)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1993年11月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1993年11月号は、通巻353号です。
カラーの口絵は、「まものたち」「'93鈴鹿ロードレース」です。
353号の目次をページ順に追うと、
12 まものたち
24 たっくんヨーロッパを征く Part 1
32 西会津・冬の訪れ
44 '93シマノ鈴鹿ロードレース
48 NC道案内
56 山本秀男のエッセイ風MONO学5
70 Information Opinion Basket
72 オープンクリテリウムFJCPカップ'93
78 情けない話(38)
86 Question
87 My Wayside ワニ
88 NCクラブハウス
90 モノディスプレイ
92 情報通
となっています。
主な記事を紹介すると、
「まものたち」は、愛好家にとっての「魔物」といえるマニアックな自転車を紹介していくコーナーです。今回紹介するのは、サイクリストであり、ビルダーでもある細山正一氏が所有するパスハンターです。自転車の詳細は「ビルダーのことば」として細山正一氏自らのことばや14点の写真とその説明文、仕様書によって知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「DHアダプターに関する考察」となっています。
「たっくんヨーロッパを征く Part 1」は、プライベートライダーとしてヨーロッパへ遠征したレポートです。今回はベルギーでの橋川健選手と彼を取り巻く人々のこと、ベルギーでのレース事情などを伝えています。
「西会津・冬の訪れ」は、1990年11月に訪れた福島県西会津町から新潟県上川村周辺を巡ったサイクリングの回想録です。
「'93シマノ鈴鹿ロードレース」は、鈴鹿サーキットで開催された同大会のレースレポートです。
「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回は「吾妻山麓秘湯めぐり1」と題して、福島県の微温湯温泉へのルートを紹介しています。
「山本秀男のエッセイ風MONO学」は、サイクリストにとっての道具選びの方法論をエッセイ形式で綴っていく連載です。今回は「MTBにツーリングのベーシックモデル誕生」と題して、カワムラのNISIKI LT(ロングツーリングモデル)を取り上げてMTBのツーリングモデルについて考察しています。
このMONO学の後には、前回(1993年9月号)紹介したパラフィンについて、鳥山新一氏による指摘により、誤りであることが判明したことと、その詳細についての記述があります。
「Information Opinion Basket」は、「サイクルツーリストに役立つかもしれないコラム」で、イベント情報やインタビュー記事が掲載されています。今回は、移動手段としての自転車と、サイクリングの話などです。
「オープンクリテリウムFJCPカップ'93」は、原村で開催されたオープンクリテリウム第3戦のオフィシャルレポートです。
「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「日本人ならやれるIII」という題で、前回から続く筆者の提案するMEB(マイクロ・エレクトロニクス・バイク)のフィロソフィーなどについて述べています。
「Question」は、読者からの質問に編集部が回答するコーナーです。今回はタイヤとリムの規格についてNC誌メカニカルアドバイザーの新田眞志氏が回答しています。
「My Way Side」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「ワニ」です。
「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「シャンゼリゼ・オシガモ」から記事が寄せられています。
「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、ブリヂストンの「RAKスポーツラック」とSRサンツアー「エルゴテックシフター」を紹介しています。
1993年11月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「WSX」でした。
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