ニューサイクリング 1993年12月号(No354)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1993年12月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1993年12月号は、通巻354号です。

カラーの口絵は、「まものたち」「タイオガ・マウンテンデューロ」です。

354号の目次をページ順に追うと、

 12 山本秀男のエッセイ風MONO学6

 22 第1回ケルン国際自転車ショー

 30 NC道案内

 36 たっくんヨーロッパを征く Part 2

 44 まものたち

 56 サイクリスト達のドリームランド

 64 情けない話(39)

 70 雨のち晴れ、そして転倒

 78 Information Opinion Basket

 80 NEWS マビックディレイラー

 81 情報通

 82 エイドステーション

 88 NCクラブハウス

 90 モノディスプレイ

 93 総目次

となっています。

主な記事を紹介すると、

「山本秀男のエッセイ風MONO学」は、サイクリストにとっての道具選びの方法論をエッセイ形式で綴っていく連載です。今回は「WHEELSMITHと呼びたい人をみつけた」と題して、車輪組みを専門とするショップの紹介と、店主に聞いた車輪組みのことを紹介しています。

「第1回ケルン国際自転車ショー」は、ドイツのケルンで開催された自転車ショーの視察レポートです。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回は中国山地のコース、広島県の岡三渕と島根県徳前峠を紹介しています。

「たっくんヨーロッパを征く Part 2」は、プライベートライダーとしてヨーロッパへ遠征したレポートです。今回は国境周辺の街に住んで体験した言葉や生活習慣の差や、ツール・ド・フランス観戦記を寄せています。

「まものたち」は、愛好家にとっての「魔物」といえるマニアックな自転車を紹介していくコーナーです。今回紹介するのは、当時のNCTC京都の代表者が所有するデモンターブルです。自転車の詳細は「ビルダーのことば」としてSW-WATANABEの渡辺捷治氏のことばに18点の写真とその説明文、仕様書によって知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「650Cについて」となっています。

「サイクリスト達のドリームランド」は、茨城県の筑波サーキットで開催された4時間耐久レース「'93千代川耐久サイクルin筑波」のレース参戦レポートです。

「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「初霜雑記」という題で、この年の八ヶ岳サイクルマラソンのことや、開催地である原村の変化について綴っています。

「雨のち晴れ、そして転倒」は、転倒やトラブルの多い筆者が、サイクリングの際に転倒してしまった経過を実走レポートを兼ねて追っています。

目次には出ていませんが、76・77ページには由比ヶ浜で開催された「第24回クラブラリー」のイベントレポートが掲載されています。

「Information Opinion Basket」は、「サイクルツーリストに役立つかもしれないコラム」で、イベント情報やインタビュー記事が掲載されています。今回は、前号に続く移動手段としての自転車論についてです。

「NEWS マビックディレイラー」は、マビックのディレイラーに組み込まれた「ZAPシステム」の作動メカニズムを解説しています。

「NCエイドステーション」は、読者参加の紙面です。今回は、ギア比に関する検証報告、11月号の記事「閑談、ツーリングあれこれ」を読んでの感想、出張でコロンビアに2か月ほど滞在した際に自転車に関してみたり考えたりしたことの3件が寄せられています。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「タカオカ9-α」から記事が寄せられています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、三菱レイヨンとグレッグ・レモンバイシクルと提携したカーボンフレーム「V2シリーズ」やクレメンのチューブラー'94年ラインアップ等を紹介しています。

「総目次」は、NC誌1993年1年間の掲載タイトルを〈特集〉他の各分野に分類して一覧形式でまとめたものです。

1993年12月号の裏表紙広告は、ミヤタ「スーパーリッジランナー」でした。

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