ニューサイクリング 1993年3月号(No345)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1993年3月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1993年3月号は、通巻345号です。
カラーの口絵は、「魔物について」「ステンレス製 モールトンSS」です。
345号の目次をページ順に追うと、
12 西上州早春賦Pat III
22 情けない話(30)
28 山とサイクリング 我々の考え
38 山本秀男のエッセイ風MONO学
48 NC道案内
58 私をとらえる魔物について
68 たっくんのレースリポート
74 モールトンバイシクル
80 合同ツーリング印象記その2
94 NCクラブハウス
96 My Wayside しなの木
98 情報通
101 モノディスプレイ
となっています。
主な記事を紹介すると、
「西上州早春賦Pat III」は、筆者が写真好きなサイクリング仲間とともに西上州サイクリングを行った時の回想録です。
「情けない話」は、長野県でサイクルショップを営む店主による連載です。今回は「やばいぜ! MTB」と題して、当時問題となっていた山中のMTBライダーのマナー問題について、新聞への投書を例示して考察しています。
「山とサイクリング 我々の考え」は、新聞に掲載された投書に対するサイクリストとしての考え方として、山岳サイクリング研究会から2名と日本マウンテンバイク協会会長の三氏による意見を掲載しています。
「山本秀男のエッセイ風MONO学」は、サイクリストにとっての道具選びの方法論をエッセイ形式で綴っていく連載です。今回は「ペダルの要は軸である」と題してペダルとクランクの結合について書いています。
「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回のコースは、千葉県房総半島最南端の海岸線に沿ったコースを紹介しています。
「私をとらえる魔物について」は、愛好家にとっての「魔物」といえる自転車を紹介していく連載です。今回はヤジマのデモンタブルです。解説文では、オーナーの趣味やフレームを自作するに至った経緯等が綴られています。自転車とそのディテールについては、15点の写真とその説明文で知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「ルネ・エルスのレプリカ」となっています。
「たっくんのレースリポート」は、「集団のなかのツール・ド・北海道Part II」と題して筆者も出場した同レースの、今中大介選手を中心にした後半ステージのレース展開をレポートしています。
「モールトンバイシクル」は、小径ホイールを採用したアレックス・モールトンの自転車について文化的側面から考察しています。
「合同ツーリング印象記その2」は、東京の港サイクリングクラブと韓国の西五サイクルクラブの合同ツーリングのレポートです。今回は、韓国のクラブを日本に招いての佐渡ヶ島サイクリングと、日本から2度目の訪韓サイクリングを行った様子を伝えています。
「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「サンライズATBクラブ」から記事が寄せられています。
「My Way Side」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「しなの木」です。
「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、スギノテクノのホイール「ATBテンション」やサンシンの「ハブ用、シート用QR」等を紹介しています。
1993年3月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ニューチェンジシステムS-1」でした。
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