ニューサイクリング 1994年5月号(No359)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1994年5月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1994年5月号は、通巻359号です。

カラーの口絵は、「まものたち」「ハンドメイドバイシクルフェア」です。

359号の目次をページ順に追うと、

 12 ツーリングのすすめ

 22 まものたち

 34 紀行 檀一雄への旅

 52 山本秀男のエッセイ風MONO学 9

 64 NC道案内

 74 エッセイ風フォト紀行 消えてしまった雑木林

 78 Information Opinion Basket

 80 NCクラブハウス

 83 モノディスプレイ

 84 情報通

となっています。

主な記事を紹介すると、

「ツーリングのすすめ」は、いろいろなタイプのサイクルツーリスト達の経験と知識に裏付けられた提案によって、サイクルツーリングの幅の広さとバラエティを知ってもらおうという企画です。今回は、アルプスサイクルフレンズメンバーの山本氏に話を聞いています。話題は、自身にとってサイクルツーリングとは、所有する自転車について、サイクリングコース情報、サイクリングファッション等についてです。

「まものたち」は、愛好家にとっての「魔物」といえるマニアックな自転車を紹介していくコーナーです。今回紹介するのは、当時の横尾双輪館店主、横尾明氏が所有するデ・ローザのクルスルートです。自転車の詳細は、「デ・ローザ」と題して横尾氏による当時のデローザの話。14点の写真とその説明文、仕様書によって知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「ルートモデルのレストレーション」となっています。

「紀行 檀一雄への旅」は、筆者が1986年5月に福岡・佐賀方面へ自転車で訪れた自転車旅行記です。

「山本秀男のエッセイ風MONO学」は、サイクリストにとっての道具選びの方法論をエッセイ形式で綴っていく連載です。今回は「フレームの寸法」と題して、フレームのサイズを「体格」「安全走行」「組み立て」といった視点から検証しています。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回は、東京都の多摩川サイクリングロードを紹介しています。

「エッセイ風フォト紀行」は、写真と文章によるサイクリング紀行です。今回は「消えてしまった雑木林」と題し、雑木林の美しい、西上州の峠へ走りに行った話。しかし、その年の冬にショッキングなニュースが。その雑木林は全て伐採されてしまったとのことでした。

「Information Opinion Basket」は、「サイクルツーリストに役立つかもしれないコラム」で、自転車に関する情報や意見、インタビュー記事等が掲載されています。今回は、ゴールデンウィークの旅的サイクリングの条件について。そして、リレーインタビューはファンライダーの岡崎氏です。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「みちのく須賀川サイクリングクラブ」から記事が寄せられています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、ショーワのMTB用フロントサスペンションや新家工業の「オリジナルセーフレバー」「レーシングステム・リヴァースショットIII」等を紹介しています。

1994年5月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「クロスロード」でした。

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