ニューサイクリング 1994年6月号(No360)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1994年6月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1994年6月号は、通巻360号です。
カラーの口絵は、「René HERSE」「屋久島・九州の旅から」です。
360号の目次をページ順に追うと、
12 ツーリングのすすめ
22 総括・René HERSE-2
36 阿武隈高地
48 続・自転車部品発掘心得「部品在庫の喜びと苦悩」
52 閑談・ツーリングあれこれ(上)
62 エッセイ風フォト紀行 たしろ山快走
66 NC道案内
74 My Wayside Burg
76 Information Opinion Basket
78 NCクラブハウス
80 情報通
84 モノディスプレイ
となっています。
主な記事を紹介すると、
「ツーリングのすすめ」は、いろいろなタイプのサイクルツーリスト達の経験と知識に裏付けられた提案によって、サイクルツーリングの幅の広さとバラエティを知ってもらおうという企画です。今回は、北大阪サイクリングクラブ代表の木村氏に話を聞いています。話題は、自身にとってサイクルツーリングとは、所有する自転車について、サイクリングコース情報、サイクリングファッション等についてです。
「総括・René HERSE」は、4月号から始まった新企画です。この企画は単なるノスタルジーでなく、エルスが目指したスポーツ車の思想とその表現を考えると同時に、それを乗り越えた新しいタイプのスポーツ車の創造を、メーカー、ビルダー、サイクリストに追及してほしいという念願をNC誌が込めているということです。第2回目は、加藤一画伯によるエッセイ「希代のアルティザン〈ルネ・エルス〉と私の邂逅」。アルプスの萩原慎一氏所有のエルス紹介。新田眞志氏による「R.HERSEカタログ2」としてグローブトロッターを取り上げた3本の記事となっています。
「阿武隈高地」は、春先の週末に阿武隈中部を友人とともに走ったサイクリング紀行です。
「続・自転車部品発掘心得「部品在庫の喜びと苦悩」は、古物部品発掘の果てに自宅に置ききれなくなるほどの在庫を抱えることとなった筆者。友人宅に預けた部品の整理と、自宅に置くべき部品の選別についてのポイント解説。そして、最終的には目論んでいたリスト化を断念することとなった顛末を綴っています。
「閑談・ツーリングあれこれ(上)」は、サイクルツーリングの魅力に出会うきっかけ作りにと企画された閑談会です。今回は、今井彬彦編集長の司会で長谷川自転車商会の長谷川弘氏とスポーツサイクルアルプスの萩原弘氏お二方に話を伺っています。
「エッセイ風フォト紀行」は、写真と文章によるサイクリング紀行です。今回は「たしろやま快走」と題し、南会津で待ち合わせた後に田代山スーパー林道を目指した時の話です。
「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回は、岐阜県の木曽路、野尻宿周辺のコースを紹介しています。
「My Wayside」は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするシリーズの連載です。今回の題目は「Burg」です。
「Information Opinion Basket」は、「サイクルツーリストに役立つかもしれないコラム」で、自転車に関する情報や意見、インタビュー記事等が掲載されています。今回は、雨のサイクリングの話。そして、リレーインタビューはショップオーナーの大澤良二氏です。
「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「GTC グリーンツーリストクラブ」から記事が寄せられています。
「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、クレメンのオープンチューブラー「トータルケブラー」「クリテリウム・アペルト」や、カンパニョーロの新型エルゴパワー等を紹介しています。
1994年6月号の裏表紙広告は、シマノ「デュラエース」でした。
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