ニューサイクリング 1994年7月号(No361)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1994年7月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1994年7月号は、通巻361号です。

カラーの口絵は、「まものたち」「'94」です。

361号の目次をページ順に追うと、

 12 ツーリングのすすめ

 24 まものたち

 36 天北の原野に舞う

 46 筑波4時間耐久レース 幻想のメリーゴーランド

 52 ツーリングエッセイ「峠」

 57 気になるタイヤ IRCペーパーライト・プラス

 60 閑談・ツーリングあれこれ(下)

 66 NC道案内

 72 エッセイ風フォト紀行 廃村哀歌

 78 Information Opinion Basket

 80 NCクラブハウス

 82 情報通

 83 モノディスプレイ

 84 エイドステーション

となっています。

主な記事を紹介すると、

「ツーリングのすすめ」は、いろいろなタイプのサイクルツーリスト達の経験と知識に裏付けられた提案によって、サイクルツーリングの幅の広さとバラエティを知ってもらおうという企画です。今回は、荒川サイクリングクラブ代表の石原氏に話を聞いています。話題は、自身にとってサイクルツーリングとは、所有する自転車について、サイクリングコース情報、サイクリングファッション等、もう一つの趣味についてです。

「まものたち」は、愛好家にとっての「魔物」といえるマニアックな自転車を紹介していくコーナーです。今回紹介するのは、学校経営者の阪氏が所有するトーエイのスポルティーフです。自転車の詳細は、「ビルダーのことば」として東叡社の方の話。15点の写真とその説明文、仕様書によって知ることができます。メカニカルアドバイザーの新田眞志氏によるトピックは「ラグのカットに関する考察」となっています。

なお今月号には号外として、2月号で取り上げた「シマノ製イタリアン・ハンガー小物に関して」お詫びと訂正の記事が掲載されています。

「天北の原野に舞う」は、北海道北部の天北(宗谷)地方のオホーツク海沿いの地域に魅了された筆者が何度となく訪れたフィールドを、思い出とともに紹介する回想録です。

「筑波4時間耐久レース 幻想のメリーゴーランド」は、茨城県の筑波サーキットで開催されたロードレースに、ニューサイチームが出場した参戦レポートです。

「ツーリングエッセイ「峠」」は、今までのサイクリングで越えたきた峠についての想い出を綴っています。

「気になるタイヤ IRCペーパーライト・プラス」は、当時チューブラーが主流だったレース用タイヤに、WOとして登場したタイヤの商品紹介です。

「閑談・ツーリングあれこれ(下)」は、サイクルツーリングの魅力に出会うきっかけ作りにと企画された閑談会です。今回は前回に引き続き、今井彬彦編集長の司会で長谷川自転車商会の長谷川弘氏とスポーツサイクルアルプスの萩原弘氏お二方に話を伺っています。

「NC道案内」は、ニューサイクリング誌のガイドシリーズで、ルートマップと写真を中心に構成されている連載のサイクリングガイドです。今回は、群馬県の赤城山周回コースを紹介しています。

「エッセイ風フォト紀行」は、写真と文章によるサイクリング紀行です。今回は「廃村哀歌」と題し、信州の犀川丘陵あたりの廃村周辺を走った時の話です。

「Information Opinion Basket」は、「サイクルツーリストに役立つかもしれないコラム」で、自転車に関する情報や意見、インタビュー記事等が掲載されています。今回は、公共料金の値上げ凍結に思うことと、MTBがオリンピック種目になったニュース等を届けています。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「筑波大学体育会サイクリング部」から記事が寄せられています。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、スギノの5ピンクランク「TPX」や、アメリカ製のシートピラー径測定工具等を紹介しています。

「NCエイドステーション」は、読者参加の紙面です。今回は、5月号の「檀一雄への旅」を読んだ福岡の読者から、九州に関する追加情報が寄せられています。

1994年7月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「レイダックSE」でした。

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